photoructionの口コミ評判・機能・料金・導入事例

photoructionの口コミ評判は?機能・料金・導入事例まとめ
出典:photoruction公式サイト

photoruction (フォトラクション)とは土木現場での生産性向上と品質向上を目的に開発されたITツールであり、非常に多くの機能が備わっています。

2016年に開発されて以来、多くの企業へ導入されており、大手ゼネコンの鹿島建設でも導入しているのです。

ここでは、その機能の紹介に加えて料金・費用、導入手順に関しても詳しく解説します。

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目次

photoruction(フォトラクション)とは

photoruction(フォトラクション)とは
出典:photoruction公式サイト

photoruction(フォトラクション)とは、土木現場において、生産性向上と品質向上を目指して開発されたクラウドサービスです。

クラウドを活用してデータを一元管理することで、何時でも、誰もが、どこでも作業を行うことを可能にしました。

データをクラウドで一元管理することで図面共有に不備があり、古い図面で施工してしまうリスク等を無くすことができます。

更に、写真管理などの事務作業の省人化・省力化による業務の効率化が期待できます。

運営元『株式会社フォトラクション』について

photoruction(フォトラクション)は、2016年に設立されて以来、多くの建設企業に導入されてきているデジタルツールです。

企業概要は下表に示す通りです。

社名 フォトラクション(英名:Photoruction Inc.)
住所 〒104-0045 東京都中央区築地5丁目4−18 汐留イーストサイドビル 6階
連絡先 TEL 03-6774-7642
代表取締役社長 中島 貴春(ナカジマ タカハル)
資本金 2,382百万円
業務内容 建設業界向けITコンサルティング及びアプリケーション企画 / 開発 / 販売 / 導入支援
HPhttps://www.photoruction.com/

photoruction(フォトラクション)の機能・できること

photoruction(フォトラクション)の機能・できること

photoruction(フォトラクション)には下記10個の機能があります。

  1. 工事写真
  2. 電子小黒板
  3. 工程表
  4. 書類
  5. 検査
  6. タスク管理
  7. BPO
  8. 共有機能
  9. ストレージ連携
  10. BIMの10個あります。

以下に、それぞれの特徴の詳細を解説します。

①工事写真

撮影された写真はクラウドに保存され、現場関係者に即時共有されます。

その為、類似業務の複数撮影による手戻りを減らし、現場作業者と事務作業者で写真管理作業などの作業分担が可能になります。

また受注者には、写真台帳作成による写真管理業務があります。

従来は、写真撮影者が現場で撮影した後に事務所に戻り、台帳作成といったところへ、本ツールを導入することで、業務分担が可能になり、業務効率化が期待できます。

加えて、撮影した写真は自動で整理されるため属性情報を付加するときも簡単になります。

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②電子小黒板

従来写真を撮影する時は、黒板を持つ為に複数人必要だったところ、本機能を活用することで一人での撮影が可能になります。

更に、電子小黒板のレイアウトは自由にカスタマイズでき、事前に属性情報を取り込んでおくことで現場での撮影時間の削減効果も期待できます。

またJ-COMSIA(改ざん検知) に対応しているため安心して活用できるのも嬉しいポイントです。

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③工程表

レイアウトが複数あり、現場に適した見やすい形に工程表を作成することができます。

また、作成した工程表はメンバー間でリアルタイム共有でき、工期や工程の変更に伴う印刷のし直しや配布といった手間を削減します。

加えて、作業ステップやクリティカルパスを明示しやすいため、現場関係者全体で問題を認識でき、様々な状況でも臨機応変に対応しやすくなります。

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④書類

ワンクリックで簡単に書類を作成できます。

作成した書類は、エクセル、PDF形式へ出力が可能であり、現場作業で必要になる日報や業務指示書などを容易に作成できます。

⑤検査

日々の立会検査で重要になる検査シートの作成が容易になります。

検査を行う場所ごとにタスクを設定することで検査状況を把握できるようになります。

また、あらかじめ豆図に検査項目や電子小黒板の情報を記載して準備しておくことで検査の短時間化が可能です。

⑥タスク管理

現場で実施すべきタスクを一元管理できます。

ここで、「誰が」「いつまでに」「何を」作業するかを書き込んでおくことで可視化されて共有できます。

書類や図面と紐付けておくことで手戻りも減らすことが可能です。

タスク管理では、担当者への通知や作業状況をリアルタイムで共有でき、チェックリスト機能とも併用できます。

⑦BPO

建設現場に特化したBPOメニューを画面から選んで使うことが可能です。

従来のBPOのように事前打ち合わせなどは不要で設問に答えていくだけで利用できます。

また利用しているBPOメニューの状況は可視化されて表示されるため、費用対効果も含め簡単に状況把握が可能です。

⑧共有機能

Photoructionを使っていない人にも、URLを共有することで書類や写真を簡単に共有できます。

加えて、高いセキュリティーを有し、共有したデータはパスワードで保護でき、共有期限を設けることも可能です。

更に、間違って共有してしまった後に無効操作が可能なため、メールを誤送した場合であっても安心して活用できます。

⑨ストレージ連携

BOXやDropbox を組み込んだオリジナルサービスを提供しており、あらゆる形式のファイルにスマホやタブレットでもアクセス可能です。

土木現場で最も多く必要になるdwgファイルやCADファイルでもプレビューでき、閲覧が可能なことが大きな特徴です。

⑩BIM

低コストであるBIMビューワーとしてブラウザやモバイルで閲覧が可能です。

昨今の建設業界でもIT化が進められており、BIM/CIMの活用も珍しくはありません。

そんな中でも本ツールを用いることで閲覧が可能になり情報確認の幅が広がりかつ容易になります。

photoruction(フォトラクション)の費用・料金

photoruction(フォトラクション)の費用・料金

ここでは、photoruction(フォトラクション)の費用・料金に関して紹介します。

まず初期費用は、カスタマイズやオプションによっては発生する場合がありますが、基本的に0円〜利用可能です。

利用者数に応じて月額料金とオプション料金が別途かかりますが、詳しくは公式のHPから見積もりをお問い合わせください。

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photoruction(フォトラクション)の評判・導入事例

photoruction(フォトラクション)の評判・導入事例

ここでは、実際に本ツールを導入した2企業の口コミを紹介します。

①鹿島建設株式会社

当社は、長年建設事業に携わってきたなかで、事業の根幹ともいえる「建物」に関するデータ、たとえば図面や検査資料等について膨大な量を保持しています。もし、建物所有者様が困ったときには、すぐにその問題に必要な建物情報を確認し、問題解決を図っています。そうした我々の歴史でもある「建物」に関するデータを保管・管理する部分でPhotoructionを導入しました。2015年に建設業界で杭に関する問題が起こったとき、我々も過去のデータを検証することが発生しましたが、保管されていた膨大なデータから、複数の建物に対し、必要な情報を探しだすというのは、相当な労力が必要でした。その当時のシステムは、保管する情報に対して建物を特定し、知りたい情報を取り出すことはできるのですが、複数の建物に共通する情報を見つけ出して取り出すといった使い方に関しては、機能が追い付いていなかったと思います。情報を探す労力をいかに削減するかが課題になりました。また、保管する情報は増え続ける一方で、今のようなクラウドへ無制限に保管できるサービスもなく、容量制限問題にも直面していました。そんな中、機能面もセキュリティー面でも建設業界で働く人のために考えられているサービスに安心感を覚え、Photoructionを導入しました。

引用元:https://www.photoruction.com/archives/case/kajima

②スターツCAM株式会社

DXを推進するにあたって、業務効率化、時間削減というゴールに向かってなにができるのかというのを検討していて、そのうちの一つの手段としてICTツールの活用というのがありました。実は、Photoructionの導入以前も写真管理、配筋検査用のツールを導入していたのですが、なかなか社内の業務にマッチしなかったのか、現場にあまり浸透しなかったという経緯があり、それに代わるツールを探していました。その時に展示会でPhotoructionに出会い、お話を伺ったのがきっかけです。いくつかのツールを検討していて、Photoructionを初めて触ってみた時に、パッと機能を見ただけでも直感で使いやすいと感じたくらい、第一印象がとても良かったです。業務にもマッチしていて、UIがシンプルで分かりやすいので、これなら誰でも抵抗なく簡単に使えるのではないかという見通しが立てられました。また写真管理業務がメインで探していたツールですが、検査機能やBPO機能など今後広げていける可能性を感じました。写真管理、配筋検査などは他のツールも一緒なのですが、Photoructionはそこからの広がりや柔軟性の高さを感じました。実際に使ってみてからも、第一印象で感じた良い部分は間違いじゃなかったと実感しました。

引用元:https://www.photoruction.com/archives/case/starts-cam

photoruction(フォトラクション)導入の流れ

photoruction(フォトラクション)導入の流れ

最後に、photoruction(フォトラクション)導入の流れを解説します。

上述の通り、本ツールには無料お試しがあるため、まずは試しに使ってみることを提案します。

版の利用を通して実際に導入するかどうか判断します。

またその際にはどのプランがあっているか導入企業にマッチした提案を料金説明と一緒に受けます。

  1. 導入説明
  2. 無料お試し
  3. 打合せ
  4. 導入・運用のサポート

①導入説明

導入を考えている企業や組織に向けて、機能説明や導入ステップに関して細かな説明を受けます。

②無料お試し

実際に無料で体験版を使ってみて機能や使いやすさを確認しましょう。

③打合せ

体験版の利用を通して実際に導入するかどうか判断します。

またその際にはどのプランがあっているか導入企業にマッチした提案を料金説明と一緒に受けます。

④導入・運用のサポート

企業への導入が決まった後に運用まで適宜サポートを受けます。

photoruction(フォトラクション)の総合評価

photoruction(フォトラクション)の総合評価

photoruction(フォトラクション)の最大のメリットは、クラウドを使った図面や書類のデジタル化と一元管理です。

従来問題となってきた建設業の長時間労働の原因の一つは、現場業務と事務作業の平行です。

現場監督は現場で作業した後に事務所に戻り図面の更新、検査書類の準備、検査結果の取りまとめなどを行っていました。

その為、分業が困難で残業が増える傾向にありました。

そこで、本ツールを活用することで業務分担が可能になり、現場で撮ったデータを使って別の人が事務作業を進めることで業務が効率化されます。

一方で、機能が多いことによる煩雑さから、覚えるまでに時間を要するケースが考えられます。

現場で問題・課題となっている事象を解決できる機能のみを活用して全てを使いこなすのは、目的から外れてしまうことをしっかりと認識して導入・活用することが良いでしょう。

まとめ

まとめ

昨今、建設業のIT化の推進により残業時間が短縮される傾向にあります。

しかし、まだ十分浸透しているとはいえず、業務改善の余地は多分に残されています。

そこで、本ツールを用いて、これまで人の手で行われていた業務を機械化・自動化することで業務効率の向上・改善を行うことが可能です。

本ツールは業界シェアも高く、非常に多くの企業が導入している点も安心です。

ぜひ導入を前向きに検討してみてください。

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