施工管理アプリおすすめ【17選】料金・機能面で徹底比較

施工管理アプリおすすめ【17選】料金・機能面で徹底比較

建設現場において施工管理を行うとき、デジタル化の進展が遅くマニュアル作業となっていることが多いのが現状です。

そんな中、施工管理アプリの開発が進められ、生産性向上が求められる現場業務において新たな可能性が出てきました。

本記事を通して業務が効率化できそうだと思うものがあったらぜひ導入を検討してみてください。

施工管理アプリ17製品比較資料

料金・機能・製品ごとの特徴などを一覧表形式で比較した資料を無料DLいただけます。

目次

建設業界が抱える課題

建設業界が抱える課題

建設業界は、他産業と比較してなぜDX推進が遅れているのでしょうか。

建設業のDX化が鈍化している背景には以下の3点が問題として考えられます。

  1. 人の手に依存する
  2. 業界全体の高齢化
  3. 技術継承問題

それぞれに関して詳しく解説します。

人の手に依存する

建設業では設計・施工管理においてどうしても人の手に依存する作業が必要です。

その為、標準化・平準化することが難しく生産性が低いまま作業をしている現場が多いのが現状。

標準化・平準化すること自体が難しい作業もある為、人の手に依存せざる終えない業態が一つDXの推進が遅れている要因になります。

業界全体の高齢化

肉体労働などの仕事環境は、3K(きつい・汚い・危険)のイメージが強く、若手の入職率が低いため高齢者が多くの割合を占めています。

業界の高齢化は、DX等の新しいものに取り組む意欲が低くなりやすくDX推進の妨げになりやすいです。

技能継承問題

本業界では人から人へ技術の移転が行われてきました。

このような技術継承の問題は業務の標準化・平準化・システム化を後退させ、DXの推進を阻害します。

そもそも技術を継ぐ若い働き手の不足と技術継承に取り組む時間の無さ、技能の伝え方の問題から、技術継承自体が非常に難しくなっています。この問題はDXの推進も遅らせ、業界の交代を招きかねない大きな問題です。

施工管理アプリの利活用を促進

以上のことから、建設業では、他産業と比較してDX推進が遅れているといえるのです。

それでは、次に建設業でDXを推進していくための具体例を解説します。

具体的に例えば、各種施工管理アプリの利活用を促進して業務の効率化、作業の省人化・省力化を進めていくことが重要になります。

【建設現場を変える】施工管理アプリで出来ること

【建設現場を変える】施工管理アプリで出来ること

施工管理アプリとは、建設現場において図面・作業工程・報告書などの施工管理業務を効率化するITツールです。

現場監督に加えて作業員が自前のスマホやタブレットにインストールして活用します。

実際に施工管理アプリを活用してできることを以下の3点に分けて詳しく解説します。

  1. 労務管理の効率化
  2. 現場作業の効率化
  3. クラウド活用によるリアルタイム情報共有

労務管理の効率化

協力会社は、労務管理として稼働日の調整や稼働日報などを提出する必要があります。

このような事務作業が施工管理アプリを活用することで簡単に作業を行うことができます。

現場作業の効率化

従来、施工図面は紙で印刷したものを現場にもっていき共有・指示・管理を行う必要がありました。

雨天による影響や設計変更・施工ステップの変更により図面の差し替え作業が発生すると古い図面の確実な処分や更新版の再配布などを徹底する必要があり、現場を混乱させるリスクが高いことが問題でした。

そこで、施工管理アプリを活用することで自前のスマホやタブレットに最新の図面データを常にクラウド保存することができ、更新作業の確実な配布と見たいときに見たい図面が見ることができる環境を提供できます。

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クラウド活用によるリアルタイム情報共有

現場管理をする上で関係者全員が確認すべき情報をクラウドデータ上に一括で保存しておくことで工事関係者に一斉に情報共有できるため、コミュニケーション面でも大きなメリットがあります。

従来のように定期的な会議での共有や口頭では言った・言わないの問題や他現場で臨時対応した職員への連絡ミスなどが生じるリスクがなくなります。

施工管理アプリを選ぶ際のポイント

施工管理アプリを選ぶ際のポイント

次に、施工管理アプリを実際に導入する際に注意すべきポイントを下記の3点に絞って解説します。

  1. 導入現場に最適か
  2. サポート体制
  3. 料金体制

導入現場に最適か

最も重要なことは、導入を考えている現場に最適かどうかです。

施工管理アプリは20を超える数がありそれぞれ特徴が異なります。

各々の現場で問題となっていることがもっとも効果的に解決できるかを判断の軸にする必要があります。

導入アプリを選ぶときに様々な機能に目移りし、導入を検討した課題が解決できるかどうかが後回しにされることを避けなければなりません。

具体的には、大型・小型現場や作業員が複数の現場を管理しているかどうか、高齢者が多くITツール導入の可否などを含めて確認する必要があります。

サポート体制

上述でも触れた点になりますが、高齢者が多い業界のため、ITツールにそもそも不慣れな人が多い傾向にあります。

そこで、不具合が発生した時のサポート体制が非常に重要になります。

迅速な対応が可能か?電話やオンライン対応に加えて担当者の派遣まで対応できるかなどを確認することが重要です。

料金体制

最後は、料金体系です。

アプリの多様化に伴い、多くのアプリは導入初期にサービス期間が設けられています。

初期導入費用が無料なケースや期間限定で料金がかからないケースがあります。

しかし、導入・アプリへの慣れにかかる人的コストを考慮して安易に試しの導入をしないことが重要です。

有料版になっても使い続けたいと考えられるもののみ導入するようにしましょう。

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施工管理アプリおすすめ【17選】徹底比較

ここでは、施工管理アプリを具体的に17個ピックアップして紹介します。

それぞれの特徴、強み、料金体系や導入ツールなどを細かく解説しています。

アプリ名主な機能料金対応端末問い合わせ
現場ポケット・日報機能
・報告書作成機能
・トーク機能
・掲示板機能
・報告書作成 など
初期費用:0円
月額料金:年間契約11,880円、月額契約13,200円
※最大2ヶ月間の無料使用期間あり
・iPhone
・iPad
・Android
・PC
公式HP
KANNA・現場管理
・写真・図面管理
・チャット
・日報・報告
・工事黒板 など
初期費用:0円
・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
公式HP
ANDPAD・現場・工程管理
・写真・図面管理
・チャット
・顧客管理
・発注・請求 など
初期費用:100,000円
月額費用:36,000円〜
※プランによって変動あり
※クラウドサービス公式HP
Photoruction・図面管理
・タスク管理
・検査機能 など
初期費用:0円〜
月額費用:プランによって変動
※無料体験あり
・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
公式HP
Spider Plus・現場管理
・写真・図面管理
・図面データ化
・日報・報告書 など
初期費用:44,000円
月額費用:3,300円〜
※無料体験期間1ヶ月間あり
・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
公式HP
SITE・案件管理・スケジュール管理
・写真管理
・チャット など
初期費用:0円
月額費用 450円/人
※4週間の無料体験期あり
※クラウドサービス公式HP
現場Plus・現場管理・工程管理
・写真管理・図面管理
・チャット など
初期費用:月額料金の1ヶ月分
月額費用:11,000円〜
・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
公式HP
現場クラウドOne・現場管理
・図面管理・写真管理
・チャット
・文書決裁機能 など
初期費用:15,000円
月額料金:12,000円〜
・PC公式HP
テラ施工管理・報告書作成
・トーク
・現場登録 など
費用費用:0円
月額費用:0円
・iPhone
・iPad
・android
・PC
公式HP
現場ポケット・日報機能
・報告書作成機能
・トーク機能
・掲示板機能 など
初期費用:0円
月額費用:8,800円
※無料体験期間二ヶ月間あり
・iPhone
・iPad
・Android
・PC
公式HP
施工管理+α・現場管理
・写真・図面管理
・請求書作成
・報告書作成 など
初期費用:220,000円
月額費用:19,580円〜
・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
公式HP
ゲンバスター・報告書作成
・写真撮影 など
要問い合わせ・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
公式HP
アイピア・顧客管理
・見積もり作成
・営業進捗管理
・現場日報管理 など
初期費用:120,000円~
月額費用:10,000円~
※プランによって変動あり
・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
公式HP
蔵衛門・写真
・黒板
・図面
・写真台帳
・トーク など
初期費用:0円
月額費用: 3,300円〜
・iPhone
・iPad
・android
・PC
公式HP
Fieldwire(フィールドワイヤ)・工程管理
・ファイル共有 など
月額費用:29ドル〜・iPhone
・iPad
・android
・PC
公式HP
eYACHO・工程管理
・帳票作成
・写真やPDFの上にも手書きでメモ
・図面・データ共有  など

初期費用:300,000円
月額費用:2,333円/1ライセンス 〜
※無料体験期間30日間あり
・iPhone(iOS9.0以降)
・iPad(iOS9.0以降)
・PC(Windows10 バージョン1703以降) ※クラウドサービス
公式HP
kizuku・現場管理
・チャット
・スケジュール管理
・図書共有・写真管理 など
初期費用:110,000円
月額費用:
<プロプラン30> :22,000円
<プロプラン50>: 33,000円
<プロプラン100> :55,000円
※クラウドサービス公式HP
SiteBox(サイトボックス)・写真撮影
・電子小黒板
・帳票作成 など
月額費用 :1,000円/1ライセンス ・iPhone(iOS8.0~11)
・iPad(iOS8.0~11)
・android(4.0.3~8)
・PC ※クラウドサービス
公式HP

現場ポケット

現場ポケットのおすすめポイント

  • 現場管理に特化した機能を標準搭載
  • 初期費用が無料で他社比較でもコストが安い
  • アフターフォローが充実していて導入後も安心
主な機能トーク機能
掲示板機能
アルバム機能
日報機能
報告書作成 など
料金初期費用:0円
月額料金:年間契約「11,880円(税込)」月額契約「13,200円(税込)」
※最大2ヶ月間の無料使用期間あり
対応端末iPhone
iPad
android
PC
運営会社株式会社アステックペイント

総評コメント

「現場ポケット」は、株式会社アステックペイントが運営する施工管理アプリです。

現場管理に特化した機能を標準搭載しており、「使いやすさ」にこだわって作られた施工管理アプリである為、年長者が多い現場やデジタル化に抵抗がある企業にもおすすめできます。

初期費用は無料で月額費用も11,880円(税込)と他社の施工管理アプリと比較してリーズナブルな点も嬉しいポイント。

それでいて、工事写真を自動でアルバムに反映してくれるアルバム機能やワンタッチで作業記録を登録できる勤怠機能、テンプレで報告書を簡単に作れる報告書作成機能など現場管理に必要な機能が揃っています。

また現場ポケットはアフターフォローも充実している為、導入後も安心して活用できます。

今なら最大2ヶ月間の無料お試し期間がある為、まずは資料をダウンロードしてみてください。

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KANNA

KANNAのおすすめポイント

  • 初期費用0円にて利用できる
  • Apple StoreでNo,1の評価
  • 利用する端末を選ばない
主な機能・現場管理
・写真・図面管理
・チャット
・日報・報告
・工事黒板 など
料金初期費用:0円
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
運営会社株式会社Aldagram

総評コメント

株式会社アルダグラムが運営するKANNA(カンナ)は、2020年7月にリリースされ、施工管理のDX化を図るのに最適なアプリです。

テンプレを利用した報告書の作成をはじめ、直感的で簡単に操作でき、チャットでのコミュニケーションも図れます。

PCがない建設現場でも、その場でスマホやタブレットから簡単に報告書ができるため、あとから必死に思い出して報告書を作る必要もありません。

KANNAは

初めて施工管理アプリを導入したい個人や企業に特におすすめです。

気になった方は是非、下記のリンクからHPを見てKANNAの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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ANDPAD(アンドパッド)

ANDPADのおすすめポイント

  • 施工管理に役立つ機能が多数備わっている
  • 直感的な操作性で利用者を選ばない
  • 現場で働く職人向けの説明会を実施している
主な機能・現場・工程管理
・写真・図面管理
・チャット
・顧客管理
・発注・請求 など
料金初期費用:100,000円
月額費用:36,000円〜
※プランによって変動あり
対応端末※クラウドサービス
運営会社株式会社アンドパッド

総評コメント

アンドパッドは、基本機能として写真・資料管理、日報、工程表、チャット機能、営業管理、カレンダー機能などがあります。

オプション機能としては受発注サービス、社内タスク管理、黒板機能、検査機能、見積作成、メンテナンス管理などがあります。

アンドパッドはクラウド上で写真や資料を管理し、日報の作成や工程表の確認などを簡単に行えるのが嬉しいポイント。

オプション機能は追加費用がかかる場合もあるため、公式HPで詳細を確認することがおすすめです。

一方で、導入時にはまとまった金額が必要になったり、小人数の現場では使いにくいケース、多機能性能により、導入に時間と人的コストがかさむ傾向にあります。

導入する現場は大きく、継続的に使えることを前提に導入することでその効果を最大限に発揮できるでしょう。

【社内提案向け】施工管理アプリ17製品比較資料

施工管理アプリ全17製品を一覧表形式でまとめました。料金・機能面・対応端末・製品ごとの特徴などで比較できる仕様になっています。社内提案でも使いやすいよう資料はExcelでの配布です。
今だけ完全無料で提供しておりますので、是非本資料で施工管理アプリの比較・検討をしてみてください。

Photoruction(フォトラクション)

Photoructionのおすすめポイント

  • クラウド型AIエンジンを活用して図面や写真、工程などから自動で情報を読み取り業務に活かす
  • 検出機能によって図面に載っている寸法や部屋の面積をAIシステムで自動読み取り
  • 仕様書などの書類のデータを読み取り、AIがBIMモデルの自動生成を行う
主な機能・現場管理
・写真・図面管理
・チャット
・日報・報告
・工事黒板 など
料金初期費用:0円〜
月額費用:プランによって変動
※無料体験あり
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
運営会社株式会社フォトラクション

総評コメント

Photoructionでは、写真管理・図面機能・工程管理・タスク管理・検査機能・書類作成などの様々な機能に加えて、クラウド型AIエンジン「aoz cloud」を開発しています。

これは、AIシステムを使い、図面や写真、工程などから自動で情報を読み取り業務に活かす事ができるサービスです。

図面に載っている寸法や部屋の面積をAIシステムによって検出できる検出機能に加えて、写真を分析し、何が写っているのかをAIが判断する分類機能があります。

さらに、仕様書などの書類のデータを読み取り、AIがBIMモデルの自動生成を行う事ができるため、生産性の向上が期待できます。

フォトラクションの魅力は、図面や書類のデジタル化による雑務の削減であり、一人当たりの作業時間は月に9時間も減少するとされています。

しかし、企業全体への導入にはコストや操作方法の学習が必要であり、事前の準備と導入後のサポートが重要です。

Spider Plus(スパイダープラス)

Spider Plusのおすすめポイント

  • クラウド機能の充実により作業のデータ化を促進
  • 工事写真保存機能により写真台帳を簡単に作成と共有ができる
  • 図面への書込み・修正が現場ででき、即時データ共有が可能
主な機能・現場管理
・写真・図面管理
・図面データ化
・日報・報告書 など
料金初期費用:44,000円
月額費用:3,300円〜
※無料体験期間1ヶ月間あり
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
運営会社スパイダープラス株式会社

総評コメント

スパイダープラスとは、建設業、メンテナンス業務における図面や帳票のデータ管理をタブレット一つで行う事ができるiPhoneやiPad向けの施工管理アプリです。

これまで現場に大量の書類データを持ち込んでいたという方や事務作業を行うために現場と事務作業を何度も往復していた。

というような方も、スパイダープラスでデジタル管理をする事で作業の簡略化や情報の一括管理が可能となります。

本アプリには、現場管理機能として、図面管理・工事写真保存機能、帳票出力、図面の統合機能などが搭載。

書類のデータ化やペーパーレス化を進めることで、作業の簡略化や時間の削減が可能となり、結果として仕事の効率をあげることに繋がります。

一方で企業での大規模導入には、それなりの費用がかかる点、アプリの操作方法などを従業員に覚えてもらう必要性など、導入にはそれなりの手順を踏む必要があります。

SITE

SITEのおすすめポイント

  • 現場情報や関係者などの情報を管理
  • バージョン管理機能で図面や見積書の最新版ができる
  • チャット機能との連携で、自動振り分けができ写真整理が不要
主な機能・案件管理・スケジュール管理
・写真管理
・チャット など
料金初期費用:0円
月額費用 450円/人
※4週間の無料体験期あり
対応端末※クラウドサービス
運営会社株式会社CONIT

総評コメント

SITEとは、中小規模の現場がメインの工務店のために作られた施工管理アプリです。

主な機能は、案件管理・チャット・スケジュールの3つあり、案件管理としては、現場情報や関係者などの情報を管理でき、バージョン管理機能で図面や見積書の最新版ができます。

さらに、チャット機能との連携で、写真を自動振り分けができ、写真にコメントを入力するだけでレポートが完成、図面に直接メモや記号が書き込めるので、簡単に指示ができます。

チャット機能では、連携して写真の共有、現場の情報を映しながら会話が可能、案件ごとにチャットクループが自動生成、チャットがそのままタスク管理に適用できます。

スケジュールの特徴には、月表示・週表示・日表示が選べ、カレンダーで管理し予定も共有可能、案件の工期が表示されるため、行動予定と案件状況が確認可能。

無料の個別アプリで、時間や場所を選ばずスケジュール管理が可能などの特徴があります。

現場Plus

現場Plusのおすすめポイント

  • ITツール初心者でも操作しやすい操作性
  • 現場の見える化により、手戻りやロスを未然に防くことができ、現場管理が効率化
  • 現場担当者が複数の現場を持っているときに役立つ、一括管理画面もあるので、無理な工程組みを防止
主な機能・現場管理・工程管理
・写真管理・図面管理
・チャット など
料金初期費用:月額料金の1ヶ月分
月額費用:11,000円〜
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
運営会社株式会社ダイテック

総評コメント

現場Plusは、主な機能として、工程表・掲示板・トーク管理・写真・図面・書類・工程チェック・工事完了報告書・他システムとの連携機能を有している総合的な現場管理アプリです。

初心者にも使いやすいことが特徴ですあり、コスト面を抑えながら工程表や全体の連絡をまとめるのに、適した施工管理アプリと言えるでしょう。

直感的な操作が可能なため、スマホ・タブレット操作に慣れていない年齢層でも、迷うことなく利用できる点がメリットになります。

また、施工管理に必要な基礎的なツールを搭載。

しかし見積・発注・金銭管理など、専門的な機能は搭載されていません。

現場Plusを選ぶ際は、現場の大きさや必要な機能の有無を確認してから選択すると、失敗することが少なくなります。

施工管理アプリは、アップデートの際に機能改善をしているため、導入する際には専用窓口で相談するといいでしょう。

現場クラウドOne

現場クラウドOneのおすすめポイント

  • 現場からスマートフォンやタブレットでスケジュールや掲示板を確認
  • 受発注者が相互にスケジュールを入力し一括管
  • 現場の進捗状況を一目で確認
主な機能・現場管理
・写真・図面管理
・チャット
・日報・報告
・工事黒板 など
料金初期費用:15,000円
月額料金:12,000円〜
対応端末・PC
運営会社株式会社現場サポート

総評コメント

現場クラウドはサポート体制が充実しているため、施工管理アプリをはじめて利用する企業でも安心して利用できます。

従来だと、紙媒体の書類を回覧するために、関係者に足を運び時間を割くことが当たり前でした。

現場クラウドの情報共有システムを活用することで、時間を割く必要がないことがメリットの1つです。

また、工区数が多い現場の情報共有に最適なのが掲示板機能です。

週間工程表・安全協議会・発注者からの指示など、工事に関わることを掲示板に投稿します。

メールとは違い、各業者に情報を送る必要がないため、「時間短縮につながる」と好評を得ています。

一方でデメリットは、「ユーザー・容量追加が必要な可能性が高い」ことです。

現場クラウドの初期設定では、月額利用あたり1ユーザー・5GBと設定されています。

小規模な現場であれば問題はありませんが、大規模な現場になると追加費用が必要となる可能性が高いです。

施工管理アプリによっては、月額料金で複数ユーザーの利用ができ、10GB以上に設定されているアプリも少なくありません。

ただし、現場クラウドの追加料金や月額料金は、リーズナブルに設定されているため、導入するハードルが低く設定されています。

テラ施工管理

テラ施工管理のおすすめポイント

  • 月額料金・初期費用ともに完全無料
  • トーク・チャット機能で電話やファックスが不要に
  • 二人三脚で導入サポートの実施
主な機能・報告書作成
・トーク
・現場登録 など
料金費用費用:0円
月額費用:0円
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
運営会社Terra DX Solutions株式会社

総評コメント

完全無料で利用できる、中小企業・一人親方向けの施工管理アプリテラ施工管理の主な特徴は、完全無料で利用できる点と直感的な操作性です。

2022年3月現在は、機能数は以下の6つですが、今後のアップデートで利用できる機能は増える予定です。

  • 工程表・カレンダー機能
  • トーク・グループ機能
  • 現場登録機能
  • 報告書作成機能
  • 受発注管理機能
  • 施主チャット機能

導入から1ヶ月での利用社数は、3,000を超えており、App Store評価は5段階中4.3を得ています。

完全無料で利用できる、直感的な操作性、ユーザーの声に合わせたアップデート、無料の導入サポートがあるメリットがある一方で、多機能な施工管理アプリを使いたい人には不向きです。

操作性に重点をおいているため、複雑な機能は搭載されていないデメリットがあります。

テラ施工管理は2021年に提供がはじまり、他の施工管理アプリと比べて歴史が浅く、利用できる機能数も少数です。

(2022年3月現在)多機能な施工管理アプリが活躍する、大規模な現場やさまざまな職種が集まる現場には不向きでしょう。

施工管理+α

施工管理+αのおすすめポイント

  • 現場情報の一元管理
  • 現場コミュニケーションの円滑化
  • 工程のテンプレート化により育成ノウハウの平準化
主な機能・現場管理
・写真・図面管理
・チャット
・日報・報告
・工事黒板 など
料金初期費用:0円
月額:0円〜
※プランによって変動あり
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
運営会社株式会社Aldagram

総評コメント

施工管理+αは、これまで人の手で行っていた作業にITを活用して現場作業の省力化・省人化を図ることを可能にします。

本ツールを活用することで、業務フローの改善や明確化、責任の所在の明確化~是正処置~業務フローの改善、現場写真整理の省力化、過去の現場資料を一括管理の課題などを一挙に解決できます。

企業によっては、初めてのIT機器導入でサポート面に心配がある企業もいるでしょう。

そんな企業にとっても建設業出身の担当者が導入企業・導入企業の協力会社まで手厚くサポートを行い、電話・メール・訪問・チャットなどのサービスを実施します。

また、セキュリティ関連でもデータのバックアップを1日1回実施しているため、万が一のデータ消失にも万全の体制でリストア可能です。

デメリットとしては、導入の初期コスト、導入初期のITツールになれる時間ロスなどが考えられます。

ゲンバスター

ゲンバスターのおすすめポイント

  • スマートフォンだけで指示・報告が可能、
  • 使いやすさ×わかりやすさ操作性にこだわった直感的なDXデザイン
  • 指示・報告の作成がカンタン承認フローも設定可能でいつでもどこでも作業が進む
主な機能・報告書作成
・写真撮影 など など
料金要問い合わせ
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
運営会社ダットジャパン株式会社

総評コメント

ゲンバスターは、書類のペーパーレス化を推進することでDX推進を図り作業を効率化。

その結果、記入漏れなどのミスを防ぎ、書類の手戻り作業を減らします。

さらに、各案件参加者の指示・報告が全て見えるようになり、案件ごとに作業状況が一覧でき、現場の状況が把握しやすくなります。

建設業界は、比較的高齢者率が高い産業であり、ITツールの活用に率先的ではありません。

そんな中で、本システムを活用することで業務改善に加えて、作業の省人化・省力化による効果が期待できます。

一方で、導入初期の慣れや費用面でのデメリットもありますが、昨今のDX化に遅れを取らないように積極的にITシステムを取り入れていくことを心がけましょう。

アイピア

アイピアのおすすめポイント

  • 建築業務に必要な機能をまとめて搭載
  • PCが苦手でもすぐ使いこなせる
  • 外出先でも確認・入力・承認
主な機能・顧客管理
・見積もり作成
・営業進捗管理
・現場日報管理  など
料金初期費用:120,000円~
月額費用:10,000円~
※プランによって変動あり
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
運営会社株式会社アイピア

総評コメント

建設業界は、比較的高齢者率が高い産業であり、ITツールの活用に率先的ではありません。

そんな中でアイぴアは、画面上の不要な項目を非表示にすることで必要な情報を必要な人に向けて見える化することができ、中小規模のリフォーム会社や工務店にとっても導入しやすいメリットがあります。

一方で、導入初期にかかるコストが大きいことと慣れるまで時間を要するデメリットがあります。

今後長い目で業務の効率化を考えることができる場合、デメリットを上回るメリットを期待できると思います。

蔵衛門

蔵衛門のおすすめポイント

  • クラウド機能で台帳作成の効率化
  • フリープランがあるため0円で導入可能
  • わかりやすい操作性
主な機能・写真
・黒板
・図面
・写真台帳
・トーク など
料金初期費用:0円
月額費用: 3,300円〜
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
運営会社株式会社ルクレ

総評コメント

蔵衛門は、導入企業数12万社を超え、さまざまな現場の効率化に貢献してきた実績豊富な施工管理アプリです。

蔵衛門の機能は主に「写真」、「黒板」、「図面」、「写真台帳」、「トーク」の5つ。

特に蔵衛門は、工事写真に関連する機能が豊富に用意されているため、工事写真アプリ・ソフトを探している人におすすめです。

また、蔵衛門には、導入前と導入後のサポート窓口が分けられています。

そのため、問題解決までスムーズに進められることもメリットの一つでしょう。

一方で、蔵衛門のデメリットは「フリープランに制限があること」です。

蔵衛門のフリープランは、プレミアムプランと比べると利用できる機能・サービスに制限が設けられています。

また、フリープランの参加できる工事数は1つだけです。クラウドサービスをイメージするのに最適ですが、実際に現場として利用するには適していません。

Fieldwire(フィールドワイヤ)

Fieldwire(フィールドワイヤ)のおすすめポイント

  • タスク管理は、「パンチリスト」を作成して工程管理を実施
  • ファイル共有は、多様なファイルに対応
  • 「ゼネコン」「専門業者」「所有者」「建築家&デザイナー」4種類のソフトウェアを用意
主な機能・工程管理
・ファイル共有 など
料金月額費用:29ドル〜
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
運営会社Hilti North America

総評コメント

世界規模の施工管理システムFieldwireは、施工管理を円滑に進めるための、オールインワンツールです。

Fieldwireのタスク管理機能のひとつである、パンチリストは色により進捗状況を使い分けています。

施工前・施工中・立会中など、こまかな色を使い分けることで、一瞬で現場の進み具合を把握できるのは、強みと言えるでしょう。

そのほかにも、利用端末を選ばない、多様な業種に応用できる、世界規模の施工管理システムなどが挙げられます。

Fieldwireは、クラウドシステムを採用しており、PC・スマホ・タブレットのどれからでもアクセスが可能です。

また、Fieldwireではあらゆる業種に対応できるように、4つのソフトウェアが用意されています。

建設業界に従事している企業に向けて作成されているため、利用者を選びません。

Fieldwireは世界中で利用されており、100万件以上のプロジェクトに携わっています。世界規模の会社が運営しているのも、メリットのひとつです。

一方で、Fieldwireのデメリットは「英語表記が多いこと」です。

Fieldwireは、世界中で利用されている施工管理システムですが、多くは英語で表示されています。

翻訳機能を利用すれば内容は読めますが、違和感ある日本語を読み進めないといけません。

また、登録に必要な情報も英語で入力することもデメリットと言えるでしょう。

eYACHO

eYACHOのおすすめポイント

  • 大林組とMetaMojiが共同開発した、大規模建設会社向けの施工管理アプリ
  • 一連で業務管理ができる
  • 野帳のデジタル化
主な機能・工程管理
・帳票作成
・写真やPDFの上にも手書きでメモ
・図面・データ共有  など
料金初期費用:300,000円
月額費用:2,333円/1ライセンス 〜
※無料体験期間30日間あり
対応端末・iPhone(iOS9.0以降)
・iPad(iOS9.0以降)
・PC(Windows10 バージョン1703以降)
※クラウドサービス
運営会社株式会社 MetaMoj

総評コメント

eYACHOは、紙の野帳同様に手書きで自由自在にメモを取ることが可能です。

Web上でクラウドにもデータが保存されるため、図面などの荷物を現場に持ち込むことなく、その時々に応じてデバイスで確認ができます。

電子黒板が内蔵されているため、現場での写真も一人で撮影することができ、黒板の持ち運びも不要になります。

安全管理日誌などもペーパーレスで作成・確認ができるため経費の削減にもつながるでしょう。

クラウド上にデータが格納されているため、複数人で図面にメモを入れること・確認することが可能になり、離れた場所でもリアルタイムで状況を確認ができるのも嬉しいポイント。

加えて、現場管理をする上で現場仕事と事務作業を行う場合、事務所での仕事と現場での仕事を切り替える必要がありました。

しかし、デバイスを活用することで事務作業を現場での空き時間に進めることができ、迅速な作業と変更などへの対応も可能になります。

Kizuku

Kizukuのおすすめポイント

  • 現場に行かなくても、作業の全体が把握できる
  • 時間のロスを減らすことで、作業を効率化できる
  • 操作が簡単
主な機能・工程管理
・帳票作成
・写真やPDFの上にも手書きでメモ
・図面・データ共有  など
料金初期費用:300,000円
月額費用:2,333円/1ライセンス 〜
※無料体験期間30日間あり
対応端末クラウドサービス
運営会社株式会社 MetaMoj

総評コメント

本アプリでは、現場管理機能をうまく活用して、関わっている人全員が円滑に動けるようになり、写真機能を使って、どのように作業が進んでいるかを確認できるようになることが最大のメリットです。

現場とのコミュニケーションが、スムーズになったという口コミや、閲覧できる内容をアカウントごとに、制限できるなどの好評の一方で、サービスとして使い勝手は良いが、不具合が稀に起こるデメリットがあるようです。

通知が届かなかったら、再ログインしないといけないなどの手間もあります。

kizukuを活用すると従来の悩みであった、現場で密着していないと状況が把握できないことが改善されます。

kizukuを導入することで、作業の全体把握、図面・写真の共有、スタッフのスケジュール管理が簡単になります。

作業を効率よく進めたい人は、kizukuを無料プランでスタートしてみてはいかがでしょうか?

SiteBox(サイトボックス)

SiteBoxのおすすめポイント

  • 国土交通省が導入を開始した「小黒板電子化」と、「デジタル工事写真の信憑性確認(改ざん検知機能)」に対応
  • 黒板の持ち運び、設置要員、危険箇所への設置、情報入力が不要に
  • 実測値の記録と工事写真の撮影をスマートフォン1台で運用可能に
主な機能・写真撮影
・電子小黒板
・帳票作成 など
料金月額費用 :1,000円/1ライセンス
対応端末・iPhone(iOS8.0~11)
・iPad(iOS8.0~11)
・android(4.0.3~8)
・PC ※クラウドサービス
運営会社株式会社建設システム(KENTEM)

総評コメント

SiteBoxを導入するメリットは、土木現場に特化した機能、複数のITツールとの連動があります。

SiteBoxは、土木現場用に作られたアプリです。

そのため、土木現場で働く方がスムーズに業務を進めるための機能が搭載されています。

主な機能は写真機能に紐つけられているのが特徴です。

電子小黒板により、黒板の持ち運びをなくしたり、危険箇所での写真の撮影を容易にしたりできます。

また、撮影した写真や打ち込んだデータから、帳票の作成を自動に行える点もメリットと言えるでしょう。

SiteBoxを提供している株式会社建設システムは、「土木現場をICTソリューションで支援し、建設業界の生産性向上と働き方改革を実現する」ことをコンセプトに掲げています。

そのため、SiteBox以外の製品との連動ができるので、導入する企業の規模や工事規模にあわせた、豊富なツールがあることもメリットです。

一方で、SiteBoxのデメリットは、システムの連動が必須、土木現場向けのアプリであることです。

SiteBoxは、KSデータバンクやデキスパートなどのシステムと連動することで、最大限の機能を発揮します。

そのため、SiteBoxだけを導入しても、導入する恩恵を受けられない可能性が高いです。

また、SiteBoxは土木現場向けに作られているため、建築業界・リフォーム業界といった、業種に対応できない点もデメリットと言えるでしょう。

【社内提案向け】施工管理アプリ17製品比較資料

施工管理アプリ全17製品を一覧表形式でまとめました。料金・機能面・対応端末・製品ごとの特徴などで比較できる仕様になっています。社内提案でも使いやすいよう資料はExcelでの配布です。
今だけ完全無料で提供しておりますので、是非本資料で施工管理アプリの比較・検討をしてみてください。

まとめ

まとめ


施工管理アプリについて深く理解できたでしょうか?

導入初期が無料のサービスが多いことが分かったと思います。

しかし、元々高齢者が多く、ITツール導入に後ろ向きの環境において試験導入により作業効率を下げることは避けなければなりません。

それぞれの現場に適した最良の現場施工管理アプリが導入できるようにそれぞれの特徴を抑えてから選ぶようにしましょう。

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