【アンドロイド対応】工事黒板アプリおすすめ9選|無料で使える厳選アプリを比較

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「工事黒板アプリを導入するメリットは?」
「アンドロイドで使える工事黒板アプリはどれがいい?」
「工事黒板アプリの機能や料金設定が知りたい」 

国土交通省による建設現場への「ICTの全面的な活用」の推進により、建設業界では「工事黒板アプリ」が注目を集めています。 

ただ実際に自社で導入を検討する際は、上記のような疑問をもつ企業の方も多いのではないでしょうか。 

この記事では、工事黒板アプリ導入のメリット、工事黒板アプリの選び方などを解説しています。

また、アンドロイド対応の工事黒板アプリを9つ厳選し、機能や料金設定を比較していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

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目次

工事黒板アプリとは?

工事黒板アプリとは?

工事黒板アプリとは、工事写真を撮影するときに使う工事黒板をデジタル化したアプリです。 

従来のアナログの工事黒板よりも格段に使い勝手が良く、撮影した写真データを他のソフトとの共有も簡単にできるため多くの建設会社が導入しています。 

工事の各段階の進捗状況を撮影・記録するときは、工事黒板に工事の詳細(工事名・撮影日・立会者・工種・施工状況など)を記載して現場状況とともに撮影します。 

そのため工事写真を撮影するときは、常に黒板とチョークを持ち歩く必要がありました。 

しかし工事黒板アプリを使えば、工事写真を撮影する際に、いつでもデジタルの黒板を挿入できます。

黒板とチョークを持ち歩く必要はなく、入力も編集もスマホやタブレットで完結します。 

黒板を置く位置に迷ったり、現場で項目を書き直したりする手間もないです。

天候によって生じる黒板の文字の汚れやかすれの心配もありません。 

工事黒板アプリは、現場での作業効率を大幅にアップするツールです。

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工事黒板アプリを導入するメリット

工事黒板アプリを導入するメリット

工事黒板アプリを導入するメリットは大きく以下の3つに集約できます。 

  • リアルな工事黒板の準備や携行が必要ない
  • アプリ一つで写真の撮影と管理ができる
  • 写真データをクラウド上で保存できる

 それぞれについて解説します。

リアルな工事黒板の準備や携行が必要ない

工事黒板アプリは、従来のように現場ごとに黒板や筆記用具を用意したり、常に携行したりする必要がありません。

黒板を持たなくていいので、ひとりでも楽に撮影できます。 

黒板がフレームに収まるように自動調整され、文字や図形を自由に配置できるので、より見やすくわかりやすい黒板を短時間で作成することが可能です。 

一つのデバイスで複数の現場の写真データを管理し、過去のデータを再利用することもできます。

使えば使うほど、活用できるデータが蓄積されるので、生産性は上がっていくことになります。

アプリ一つで写真の撮影と管理ができる

従来の写真管理では、まず現場で工事写真を撮影し、一度事務所に戻ってパソコンの写真管理ソフトやExcelを使って整理するというのが一般的でした。 

工事写真台帳機能のある工事黒板アプリがあれば、写真の撮影と管理を一貫して行うことができます。

工事写真台帳とは、撮影した工事写真をまとめたアルバムのことです。 

工事写真を工程ごとに整理した写真台帳は、竣工後に発注者に提示して点検を受けます。

また施工中に不測の事態があれば、施工手順の確認や証明のために必要です。 

工事写真台帳の作成機能では、レイアウトを変更すれば、それが自動的に構図に反映されるので業務を大幅に効率化できます。

写真データをクラウド上で保存できる

工事黒板アプリで撮影した写真データは、クラウド上に保存できるので、誰でも簡単にリアルタイムでデータにアクセスできます。

いくつかの部署で、それぞれの必要性から工事の進捗状況を確認できるのです。 

写真を撮影し、データをクラウド上にアップするまでを現場技術者が行い、実際の仕分け作業や台帳作成は事務所のスタッフが行うという業務分担も可能になります。 

現場技術者の長時間労働の削減や業務の負担軽減は、建設業界の働き方改革や国土交通省が推進する「ICT技術」などに沿った施策です。

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【アンドロイド対応】工事黒板アプリおすすめ9選|無料もあり

ここまで、工事黒板アプリの概要と導入により得ることができるメリットについて解説してきました。 

この章では2024年の最新情報に基づき、アンドロイドに対応している工事黒板アプリを9つ厳選して紹介します。 

実績があり評価も高い有料アプリはもちろん、無料のアプリもありますので、ぜひ参考にしてください。

現場ポケット

現場ポケットのおすすめポイント

  • 便利な機能を標準装備
  • 導入費用が安い
  • 円滑なコミュニケーションをサポート
料金初期費用:0円
基本機能:年間11,880円(税込)
オプション:要問合せ
対応端末iPhone、iPad、Android、PC(クラウド)
工事写真の撮影
電子黒板の作成
工事写真の保存・整理
工事写真台帳・報告書の作成
改竄防止機能×

総評コメント

2021年にリリースされて以来、35,000人以上の現場関係者に利用されているアプリです。

日本マーケティングリサーチ機構の2021年7月の調査で、施工管理アプリで3冠獲得を達成しています。

データ情報をリアルに共有できるので、現場関係者全員に一度に連絡が可能になり、指示や確認のための電話も必要ありません。

写真が整理されて探しやすく、常用な情報が埋もれません。

日報や報告書の作成も容易であり、月額利用料11,880円は非常にコスパが良いと高く評価されています。

KANNA(カンナ)

KANNAのおすすめポイント

  • 初期費用0円にて利用できる
  • Apple StoreでNo,1の評価
  • 利用する端末を選ばない
料金初期費用:0円
月額費用:プランによって変動
対応端末iPhone、iPad、Android、Windows、Mac
工事写真の撮影
電子黒板の作成
工事写真の保存・整理
工事写真台帳・報告書の作成
改竄防止機能

総評コメント

株式会社アルダグラムが提供する、初期費用無料にて利用できる建築管理アプリの「KANNA」。

KANNAは、施工管理に必要な写真機能・案件作成・チャット・報告書作成など、複数の機能が搭載されている。

KANNAは業界アプリ評価No,1を獲得しており、利用性やユーザー評価が高いアプリです。

また、利用する端末を選ぶことなく利用できるため、PC・スマホ・タブレットで利用できます。

無料で高評価の管理アプリは少数なため、施工管理アプリを試してみたい企業に最適です。

蔵衛門

蔵衛門のおすすめポイント

  • 電話、天気、地図などのアプリも使用可
  • ポケットサイズの小型機
  • ケースとストラップが附属
料金44,800円(税込)
対応端末Android
工事写真の撮影
電子黒板の作成
工事写真の保存・整理
工事写真台帳・報告書の作成
改竄防止機能

総評コメント

片手で撮影できる軽量スマホ「蔵衛門pocket」は、6.5インチ画面で44,800円(税込)です。

現場が見えるアプリ「蔵衛門クラウド」が標準装備されています。

難しい初期設定は必要なく、ケースとストラップが付属しており、ポケットに入れて現場にもっていき直ぐに使用できます。

黒板・写真・図面を端末やパソコン間で共有出来て、国土交通省や農林水産省、NEXCOなどの電子納品のデータ出力も可能です。

クラウドを経由して、台帳ソフト「蔵衛門御用達DX」に自動仕分けされます。

【社内提案向け】施工管理アプリ17製品比較資料

施工管理アプリ全17製品を一覧表形式でまとめました。料金・機能面・対応端末・製品ごとの特徴などで比較できる仕様になっています。社内提案でも使いやすいよう資料はExcelでの配布です。
今だけ完全無料で提供しておりますので、是非本資料で施工管理アプリの比較・検討をしてみてください。

ミライ工事

ミライ工事のおすすめポイント

  • スマホで完結、操作が簡単でスピーディー
  • オフラインモード
  • カスタム台帳機能
料金初期費用:0円
月額費用:プランによって変動
対応端末iPhone、iPad、Android、PC(クラウド)
工事写真の撮影
電子黒板の作成
工事写真の保存・整理
工事写真台帳・報告書の作成
改竄防止機能×

総評コメント

料金プランは5種類ありますが、どれも初期費用は0円となっています。

フリーは月額(年額)費用も無料ですが、写真撮影から台帳作成まで基本的な作業はすべてできます。

使用する人数やクラウド容量、使用端末が増えていくと、月額費用が増額になっていくシステムです。

複数現場の同時管理でもトーク機能や招待機能により報告・相談がスムーズです。

さらに管理サポートやバックアップ体制、セキュリティ機能も充実していて安心感があります。

クレジット決済の個人プラン、複数人運用の法人契約プランがあります。

SiteBox

SiteBoxのおすすめポイント

  • 記録・撮影を一台で運用
  • 改ざん検知機能を搭載
  • クラウドデキスパートとの連携可能
料金使用料金無料
KSデータバンク:年間6,600円(税込)
対応端末iPhone、iPad、Android
工事写真の撮影
電子黒板の作成
工事写真の保存・整理
工事写真台帳・報告書の作成
改竄防止機能×

総評コメント

土木現場の施工管理業務を効率化するスマートフォンアプリです。

電子小黒板は、実測時の記録と工事写真の撮影を一台で運営できて、改ざん検知機能も搭載しています。

クラウドデキスパートと連携することで、複数人でクラウド上でデータが共有できるため、写真管理や出来形管理にかかる作業時間を大幅に削減できます。

またデータを「KSデータバンク」に保管することで紛失などのトラブルから守ることが可能です。

電子小黒板エディターは、SiteBoxの無償オプションソフトであり、KSデータバンクの契約が必須です。

PhotoManager

PhotoManagerのおすすめポイント

  • 電子小黒板編集の操作性向上
  • 誤操作防止機能の強化
  • 最新の容量、基準に対応
料金1ライセンス当たりの価格 :11,800円
インストール用CD 別売:1,100円
対応端末iPhone、iPad、Android、PC(クラウド)
工事写真の撮影
電子黒板の作成
工事写真の保存・整理
工事写真台帳・報告書の作成
改竄防止機能×

総評コメント

デジカメや、スマートフォンやタブレットの電子小黒板アプリで撮影された工事写真を素早く分類、整理して電子納品や写真帳印刷を行うことができます。

国土交通省等の最新の要領・基準に対応しており、適用する要領・基準の変更は、編集中にいつでも可能です。

操作性や機能のアップデートが定期的に行われており、電子小黒板の編集画面の高速化や省メモリ化により処理スピードが向上しました。

また誤操作防止機能の強化として、工種区分フォルダの編集を制限しています。

Photoruction

Photoructionのおすすめポイント

  • 自動写真整理機能
  • 位置情報による自動入力機能
  • 黒板の書式も自由自在
料金初期費用:0円〜
月額費用:プランによって変動
※無料体験あり
対応端末iPhone、iPad、Android、PC
工事写真の撮影
電子黒板の作成
工事写真の保存・整理
工事写真台帳・報告書の作成
改竄防止機能×

総評コメント

建設生産に関する業務を効率化するためのソフトウェアです。

建設プロジェクトでの導入は約30万件の実績があり、現場での1人当りの作業時間を月20時間削減し、報告作業にかける時間を99%削減したとしています。

スマートフォンやタブレットで撮影した大量の写真を自動整理し、電子黒板や台帳の作成も簡単に行うことができます。

さらにAIとクラウドによる建設BPO機能や自社向けにカスタム化することも可能で、建設DXを実現するための有効なプラットフォームです。

Photo report maker

Photo report makerのおすすめポイント

  • 画像をカメラもしくはスマホ内の 画像を追加
  • 画像に丸や四角の図形を付加できる
  • PDF、EXCELとして保存可能
料金無料
対応端末Android
工事写真の撮影×
電子黒板の作成
工事写真の保存・整理
工事写真台帳・報告書の作成
改竄防止機能×

総評コメント

Android向けの無料で使える工事写真帳作成アプリです。

PDFやEXCELファイルに出力することができます。

画像をカメラもしくはスマホ内の画像から追加できます。

写真に丸や四角等の簡単な図形やコメントを付けたり、工事写真帳を保存したりすることが可能です。

ANDPAD黒板

ANDPAD黒板のおすすめポイント

  • 数千種類の黒板をCSVで一括作成
  • J-COMSIAの改ざん検知機能搭載
  • AIにより豆図付き黒板作成を自動化
料金初期費用、月額費用、オプション費用
以上の構成で最適プランを提案
対応端末iPhone、iPad、Android、PC(クラウド)
工事写真の撮影
電子黒板の作成
工事写真の保存・整理
工事写真台帳・報告書の作成
改竄防止機能

総評コメント

黒板作成から黒板付き写真撮影、写真整理から写真台帳作成まで一元管理できます。

1度作成した黒板は、テンプレート機能を使うことで他の現場での再利用が可能です。

インターネット接続のない現場でも、電子黒板付き写真の撮影や保存ができます。

J-COMSIAが提供する改ざん検知機能により信ぴょう性確認ができるため、公共工事の電子納品も対応します。

撮影した写真は黒板ごとに自動整理され、写真台帳作成も1クリックです。

黒板内容も写真台帳に一括反映されるので、大幅な時間短縮ができます。

アンドロイドにも対応している工事写真アプリの選び方

アンドロイドにも対応している工事写真アプリの選び方

アンドロイドにも対応している工事黒板アプリの選び方のポイントは、以下の3点です。 

  • 予算と見合う料金設定
  • 写真データの共有機能
  • 操作が簡単で疲れない

 上記の3つのポイントについて、それぞれ解説します。

予算と見合う料金設定

工事黒板の導入を検討するとき、予算と見合う料金設定であることが最重要です。

ただ、その前に、自社で利用したい機能は何かをまとめておくことも重要になります。 

写真撮影の効率化だけでいいのか、写真台帳の作成まで必要なのか、写真データを管理部門も共有できるようにして業務全体の効率化までカバーするのかでは機能が大きく違い料金設定にも差が出ます。 

評価が高く人気のある機種をいくつか候補としてリストアップし、自社に必要な機能と料金を予算と比較しながら、機種選定を進めていくことをおすすめします。

写真データの共有機能

工事黒板アプリの機能は機種によってさまざまですが、写真データの共有機能は必須といえるでしょう。 

写真データをクラウド上で共有できれば、他の現場作業者が自分の担当する工程の手順の参考にできます。

また管理部門のスタッフが現場の進捗状況やトラブルが発生したときの原因の確認をしたりできます。 

さらに拡張機能として、チャット機能や受発注機能、工程表機能などを装備できれば、単なる工事黒板アプリとしてだけでなく「建設DX」としての位置づけの実現も可能です。

操作性が簡単で疲れない

工事写真の撮影や整理は、現場を管理する上で日常的な業務であり、作業量としても大きなウェイトを占めるものです。

操作が簡単で疲れないことは、導入を検討する際、重要なポイントになります。 

特に従来のリアルな黒板の使用に慣れている世代にとっては、工事黒板アプリの操作は身につくまで時間がかかることが予想されます。

試用期間などで使用感や操作性をチェックしておくことをおすすめします。

【アンドロイド対応】工事黒板アプリを導入しよう

まとめ

ここまで、工事黒板アプリについて解説してきました。主な内容は下記の通りです。 

  • 工事黒板アプリの概要
  • 工事黒板アプリを導入するメリット
  • アンドロイド対応の工事黒板アプリおすすめ9選
  • 工事黒板アプリの選び方

 現在流通している工事黒板アプリは、大きく3つに分けることができます。

  • 機能は限定的だが完全無料のもの
  • 機能によって無料と有料のプランがあるもの
  • 建設DXアプリであり工事黒板アプリはその機能の一つであるというもの 

以上のことを踏まえ、自社はどこまでの機能を求めるのかをまとめる必要があります。 

そのためには、現在評価が高く人気のあるアプリをリストアップし、必要性と料金設定を確認しながら最適解を求めていくことが第一歩となるでしょう。 

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