【製造業向け】工程管理ソフトおすすめ8選。導入の必要性から選び方までを解説

製造業向けの工程管理ソフトを解説・紹介します。

工程管理ソフトとは具体的にどのようなことができるようになるのでしょうか?

ここでは、導入することのメリットから解説し、具体的におすすめする工程管理ソフト・アプリも紹介します。

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目次

工程管理ソフトの導入で製造業の業務は改善される?

工程管理ソフトの導入で製造業の業務は改善される?

工程管理ソフトとは、製造業における工程管理業務を効率化するシステムの総称であり、昨今の短工期化、ロット生産の依頼に基づき、生産計画の詳細化・深度化が求められる中で重要度が増しています。

工程管理ソフトは、進捗を把握するための工程管理機能に加えて、現場での実績をリアルタイムで把握するための実績入力機能、更に経営で必要な分析機能の3機能が備わっているものです。

工程管理システムを導入することで、現場での進捗管理が軽減されます。

従来、Excelなどを用いて手入力で対応していた進捗簡易をシステム上で入力・共有できるため確認のために現場に行く手間や変更毎に修正を加える負担が軽減されます。

更に、手入力によるミスが減ることで精度向上と納期厳守に寄与します。

工程管理ソフトの主な機能

次に、工程管理ソフトの主な機能を複数紹介します。

上述の通り工程管理ソフトを導入することで生産性を向上させることです。

そのために重要な機能は下記3点があげられます。

  • 工程表作成機能
  • 工程表共有機能
  • スケジュール機能

それぞれに関して詳しく解説します。

工程表作成機能

まずは工程表を作成する機能です。

現場で活用する工程表の種類には、主に、バーチャート工程表・ガントチャート工程表・グラフ式工程表・出来高累計曲線・ネットワーク工程表などの5種類が代表的です。

現場や製造場での目的に応じた工程表が作成可能なものを選ぶことが重要です。

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工程表共有機能

作った工程表は現場関係者で共有することも重要です。

その際、クラウドに保存されている工程表を共有することで編集や変更があった際に最新のデータを各々が自動的に確認できるようになっていることで手戻りのリスクが減らせます。

スケジュール機能

最後に、スケジュール機能も非常に重要な機能の一つです。

スケジュール機能は、短期工事・製造の工程表として利用でき、更に他の業務予定や社内打合せなども共有できるため、事務方との連携が簡単になる特徴があります。

カレンダーには、月表示・週表示・日表示などの複数種類から選択できるようになっています。

工程管理ソフトの選び方

工程管理ソフトの選び方

ここでは、実際に工程管理ソフトを選ぶ際の選び方、注意すべきポイントなどを解説します。

具体的には下記の3点が重要になります。

  • 利用環境(対応OS)
  • 外部ツールとの互換性
  • 費用対効果

それぞれに関して説明します。

利用環境(対応OS)

まずは現場に導入することで使うことができるか否かが最も大切です。

そのためにも利用環境、使用予定のデバイスに関して確認しましょう。

具体的には、工程管理ソフトやアプリには、利用可能なOS・バージョンなどが設定されています。

導入する前に、公式HP、カスタマーセンターで対応端末や利用環境を確認しましょう。

一定期間の無料トライアルなどを踏まえて検討する方法もあります。

外部ツールとの互換性

次に重要な項目に外部ツールとの互換性があります。

一定の知名度があるソフトやアプリでは対応していますが、外部ツールとしてPDFやエクセルなどに変換する際に互換性がないと修正が必要になり手間がかかります。

使用頻度の高いソフトとの互換性を確認した上で導入を検討してください。

結果的に、人員削減・納期短縮につながることで費用対効果が高い場合に導入しましょう。

費用対効果

ソフトやアプリの導入には初期コスト・運営コストがかかります。

その他にも、新しいシステムになれるまでの時間に必要なコストを加味して導入を検討しましょう。

製造業では比較的ITへの苦手意識が強いため、導入が大きなハードルになり慣れるまで時間がかかるケースがあります。

長期的に活用することを前提にそれぞれのコストを比較することが重要です。

製造業向け工程管理ソフトおすすめ【8選】

実際に製造業向けに作られた「工程管理ソフト」を8個紹介します。

KANNA(カンナ)

KANNAのおすすめポイント

  • 初期費用0円から利用できる
  • Apple StoreでNo,1の評価
  • 利用する端末を選ばない
主な機能現場管理
図面・写真管理
チャット
日報
料金初期費用:0円
運営会社株式会社Aldagram

総評コメント

KANNAは、株式会社アルダグラムが提供する、初期費用無料で利用できる業界の中でも比較的新しい施工管理アプリです。

タブレット端末と併用することで現場での写真管理業務の効率化に加えて、図面の持ち歩きの軽減、報告書作成の簡略化、チャット報告による連絡の迅速化などさまざまなメリットがあります。

本アプリに登録した写真などのデータを元に、施主や元請け等に提出する報告書を簡単に作成することができるため、現場の状況を正確・迅速に伝えることができます。

さらに、「カスタマイズ設定」があり、各々の現場・組織の課題に合わせて機能をカスタマイズできます。

具体的には、現場情報カスタマイズとして、現場・顧客・物件情報など現場に関わる情報を自由に設定できる機能、報告カスタマイズとして報告のフォーマットを自由に設定できる機能、フォルダテンプレートとして写真・資料のフォルダの初期設定ができるため、現場に適した形のフォーマットを使える機能などがあります。

また、電子黒板機能では、現場ごとに最適な黒板テンプレートを作成し、組織のフォーマットを個別で作成することが可能です。

改ざん検知機能も付いているので安心して使用できます。

また

是非資料をダウンロードして自社に適したプランを選択してみてください。

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現場ポケット

現場ポケットのおすすめポイント

  • 現場管理に特化した機能を標準搭載
  • トーク機能にグループが簡単に作れる
  • 現場で撮影した写真が自動保存されて楽々共有される
主な機能トーク機能
アルバム機能
日報機能
報告書作成機能
料金無料体験期間二ヶ月間あり
初期費用0円
月額費用8,800円
運営会社株式会社アステックペイント

総評コメント

現場ポケットは、株式会社アステックペイントが提供するコミュニケーションアプリです。

現場情報を迅速に多方面に共有することに特化しており、施工管理状況の写真や作成した書類もクラウド上で保管されるため、現場を離れた本社であってもアクセス・確認が容易です。

また、機能がシンプルのため導入費用が安いことも特徴です。

コミュニケーションをとるためのチャット機能の他に工程表作成機能、勤怠管理などの日報機能も包括しております。

強みであるコミュニケーション分野では、現場ごとにグループを作成し、関係者間で情報共有ができます。

更に、トーク・アルバム・日報・報告書などの機能を通して要件や施工写真などを簡単に共有できます。

写真やメッセージ、スタンプのやり取りでコミュニケーションを円滑化させ、重要事項は掲示板機能を使って強調できます。

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現場Plus

現場Plus
出典:現場Plus公式サイト

現場Plusのおすすめポイント

  • ITツール初心者でも操作しやすい操作性
  • 現場の見える化により、手戻りやロスを未然に防くことができ、現場管理が効率化
  • 一括管理画面もあるので、無理な工程組みを防止
主な機能トーク
掲示板
写真
図面
工程表
料金基本プラン 月額11,000円(税込)
利用ID数:30IDごとに5,500円(税込)で追加可能
初期費用 月額料金の1ヶ月分
運営会社株式会社ダイテック

総評コメント

現場Plusは、株式会社ダイテックが提供するコストパフォーマンスをPlus+というコンセプトで開発された現場施工管理アプリです。

施工管理に必要な、現場管理機能や図面取込み、写真管理などが、低コストで複数人同時接続可能な特徴があります。

また、製造業に多い、スマホやタブレット操作が苦手な方でも利用しやすいような、直感的な操作ができることも大きな魅力です。

工程表の作成に関しては、標準のテンプレートを選択し、期間を入れるだけで簡単に作成可能です。

また複数の工程表が一画面で表示・比較できるため担当者が無理の無いように重複チェックができる汎用性を備えています。

現場入場時に危険予知(KY)活動、掲示板・トーク機能など、製造業・建設業で日常的に使うものを備えています。

【社内提案向け】施工管理アプリ17製品比較資料

施工管理アプリ全17製品を一覧表形式でまとめました。料金・機能面・対応端末・製品ごとの特徴などで比較できる仕様になっています。社内提案でも使いやすいよう資料はExcelでの配布です。
今だけ完全無料で提供しておりますので、是非本資料で施工管理アプリの比較・検討をしてみてください。

eYACHO

eYACHOのおすすめポイント

  • 大林組とMetaMojiが共同開発
  • TODO管理、帳票作成、打合せ記録、情報共有までを一連で業務管理でき効率化が可能
  • 「野帳のデジタル化」「書類作成時間の削減」「遠距離でのコミュニケーションの高速化」
主な機能帳票・報告書作成
動画 情報共有
図面関連
工事写真
データ連携
料金無料体験期間 30日間
初期費用 300,000円
月額費用 2,333円/1ライセンス
※最小5ライセンスから購入可能。
※1ライセンスあたり10GBのクラウド容量を利用可能。
運営会社株式会社MetaMoJi

総評コメント

eYACHOは、株式会社MetaMojiが提供する施工管理アプリです。

名前の通り現場で使用する野帳を電子のように活用して現場管理するアプリです。

タブレットやスマートフォンに導入することで書類作成時間の削減と本社や他現場などの離れた場所でもコミュニケーションできることが特徴です。

工程表についても、修正・変更に際し協力会社との情報共有を円滑に進めるため、クラウドを活用して常に最新の工程表の共有が可能です。

テンプレートも豊富なため、様々な機能をカスタマイズしなくても元々備わっている機能で十分に効率化が可能です。

特に電子黒板機能では、台帳ともリンクしており、これまで多くの時間を必要としていた事務作業(写真台帳管理)時間を大きく削減してくれます。

CAREECON for WORK 施工管理

CAREECON for WORK 施工管理のおすすめポイント

  • 写真やファイルを一元管理が可能
  • 案件管理として、複数現場の全体把握、関係者への情報共有の効率化が期待
  • 画像編集により写真に注釈を加えることが可能
主な機能写真管理
案件管理
画像編集
工程表作成(ガントチャート、WBS)
報告書作成機能 さまざまなソフトとの機能連携
料金初期費用・導入研修費用 100,000円(キャンペーン料金)
月額費用
年間契約の場合:20,800円
月払いの場合:30,000円
自社アカウント数 30名(以降10名ごと月に5,000円追加)
協力職人アカウント数 無制限 データ容量 20GBまで(以降10GBごと月に5,000円追加)
運営会社BRANU株式会社

総評コメント

CAREECON for WORK 施工管理は、BRANU株式会社(ブラニュー)が提供する、中小建設企業向けクラウド型の施工管理ツールです。

現場ごとの工程表の作成や現場管理写真・出来形台帳などの写真・書類作成機能があり業務を効率化します。

加えて、掲示板機能や報告書作成機能があり現場作業と並行して手が空いている人で事務作業を進めることができるため時間や場所を問わずにクラウド上で作業が可能です。

クラウド上に工程表などのデータを格納しておくことで最新版を更新した際に、古い工程表を見ることが無くなり共有の精度が上がります。

昨今DX化が進められていくなか、クラウドを活用してIT機器に慣れておくことで今後の業務でも効率よく、IT機器の導入や受注につながると思われます。

Lychee Redmine

Lychee Redmineのおすすめポイント

  • 30日間のトライアル期間あり
  • チーム全体の負荷状況を可視化
  • 無料のメールサポートなどアフターフォローが充実
主な機能ガントチャート
カンバン
バックログ
タイムマネジメント
リソースマネジメント
料金月額利用料:0円~2,100円(全4プラン)
フリープラン:0円
スタンダードプラン:900円
プレミアムプラン:1,400円
ビジネスプラン:2,100円 どれも30日間無料トライアル付き
運営会社株式会社アジャイルウェア

総評コメント

Lychee Redmineは、株式会社アジャイルウェアが提供するオープンソースであるRedmineの拡張機能を搭載したプロジェクト管理ツールです。

タスク管理機能をはじめ、バックログ、バーンダウンチャート、ガントチャートの機能も備わっているため、それぞれの業務合わせた工程表作成、タスク管理が可能になります。

従来、いつ、だれが、何を、どこまで作業するかというのが確認する必要がありましたが、プロジェクト管理ツールを活用することで各々の作業スケジュールや、タスク管理、稼働状況や目標期日が明確になり口頭による伝達ミスやご認識などのヒューマンエラーの発生も未然に防ぎます。

製造現場や建設現場など、複数人でプロジェクトを進める場合は、このようなプロジェクト管理ツールなどのIT機器を活用して業務効率化を図ることが重要になります。

Seiryu

Seiryuのおすすめポイント

  • 運用に合わせた単位時間で管理可能
  • 機械の自動割り当てが可能
  • 既存システムと連携可能
主な機能スケジュール表示機能
負荷表示機能
自動代替割り当て機能
料金HPからお問い合わせください
運営会社株式会社テクノア

総評コメント

Seiryu(セイリュウ)とは、株式会社テクノアが提供する中小製造業向け生産スケジューラーであり、設備や機械の負荷の見える化し、代替設備等の割り当てを可能にします。

更に、生産計画条件の任意設定を行うことができるので汎用性に優れています。

加えて、生産管理システムや販売管理システム等の既存システムと連携が可能であり、マスタ登録の手間を最小限に抑えて運用することができます。

スケジューラー管理機能表では、全体予定・相互関係を確認して詳細な計画調整を行うことが可能です。

表示パターンは複数を任意で設定可能であり、計画に対して機械別、製造番号別などの様々な視点で表示することが可能です。

Dr.工程PRO

Dr.工程PROのおすすめポイント

  • 工程設計の見える化
  • 様々な角度からの負荷把握
  • 高機能・高精度の自動スケジューリング(山崩し)
  • 作業者に必要な情報を網羅した作業指示
主な機能製造工程機能
負荷表示機能
自動スケジューリング機能
英語版・中国語版対応機能
料金HPからお問い合わせください
運営会社株式会社シー・アイ・エム総合研究所

総評コメント

Dr.工程PROは、株式会社シー・アイ・エム総合研究所が提供する高機能・高精度のスケジューリング機能を備えた金型、試作、特殊装置製造等の個別受注向け工程管理システムです。

高機能かつ高精度の自動スケジューリング機能により日程計画などの自動立案が可能です。

加えて、スケジュール表より、負荷や進捗の可視化が可能なり、早期の問題発見と対策をリアルタイムに実現します。

製造業において、自社が持つ製造のための資源として、作業員・機械・外注先の利用等を、どの製造ラインの、どの工程に、いつ、どのように割り当てるか、この日程計画の精度を高めることが効率化にとって非常に重要です。

膨大かつ複雑で、日々変化する工程にも臨機応変に対応可能な本ソフトを導入して業務効率化を目指してみてはいかがでしょうか。

まとめ

まとめ

工程管理ソフトを導入するメリットや注意するべきポイントが理解できたでしょうか。

工程管理ソフトの特徴と、主な機能を把握して導入することで費用対効果が高い場合に導入を検討してみて下さい。

その際に様々な機能に目移りせずに導入組織ごとに問題になっている事が改善されるかという観点でのみ判断しシンプルなソフト・アプリを選ぶように心がけましょう。

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