- 「現場クラウドの口コミや評判が気になる」
- 「現場クラウドって何ができるの?」
以上の疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
さまざまな便利なシステムが開発されているなかで、何を基準にどう選べば良いのか難しいと思います。
本記事では、建設業向けの施工管理システム「現場クラウド」の口コミ・評判から機能や料金・導入事例などを紹介しています。
スケジュール機能やファイル・書類管理など、建設現場に欠かせない機能が豊富です。
5分程度で読める内容なので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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現場クラウドとは
「現場クラウド」とは、株式会社現場サポートとサイボウズ株式会社が共同開発した施工管理アプリです。
工務店をはじめとした建設業界での導入実績は50,000件を超え、顧客満足度90%以上を獲得している実績があります。
必要な書類・写真・スケジュールの共有が簡単で、チャットの履歴も残せるため、信頼性の高い連絡手段として活用できます。
ITに苦手意識のある人でも直感的なインターフェースで使いやすく、スムーズに導入できる点も特徴です。
運営元『株式会社現場サポート』について
「現場クラウド」を提供する株式会社現場サポートについて、企業情報を以下に記載しているのでチェックしておきましょう。
運営会社 | 株式会社現場サポート |
本社所在地 | 鹿児島県鹿児島市武1丁目35-4 |
資本金 | 1,830万円 |
電話番号 | 099-251-9971 |
事業内容 | ・建設業向けのパッケージソフト販売、開発・クラウドサービスのコンサルティングなど |
設立日 | 2005年8月11日 |
公式サイト | https://www.genbasupport.com/ |
現場クラウドの機能・できること
現場クラウドが提供する機能・できることは以下のとおりです。
- 文書作成
- リアルタイム承認・確認
- メッセージ機能
- ファイル管理
- ワークフロー機能
一つずつ紹介しているので、機能を踏まえて自社が必要とする機能があるか・導入できそうかを検討しましょう。
文書作成
「現場クラウド」は、施工管理における帳票作成を効率化します。
帳票のテンプレートが複数用意されているため、毎回の入力が最低限となり、作成の手間を減らせます。
また国土交通省や各自治体に応じた帳票などもあり、発議文書に対応しているのも魅力ポイントです。
ひな形を作ることで、手間をかけずに誰でも正確な文書を作成でき、時間の節約とヒューマンエラーの軽減ができます。
リアルタイム承認・確認
「現場クラウド」は、リアルタイムで承認や確認もおこなえます。
建設現場のライブ映像を共有することで確認できる機能です。
立ち会って検査していた業務をリモート化して確認することで、お互いの時間短縮や予定のすり合わせもしやすくなります。
検査業務をおこなう監督者・発注者にとって、大きなメリットといえるでしょう。
プロジェクトの進行状況が迅速に把握され、誤った判断や工程遅延を防ぎます。
メッセージ機能
プロジェクトメンバー間をはじめ、社内でのコミュニケーションを図れるメッセージ機能が備わっています。
また一度のメッセージで2GBまでのファイルを送れるため、監督者から現場への図面も送付可能です。
進捗状況に関するメッセージをやり取りできることで、万が一のトラブルへの迅速な対応や生産性の向上につながります。
ファイル管理
アプリ上において、受発注間でやり取りしたすべてのファイルを一元管理できます。設
計図・写真・仕様書などのファイルを保存しておけるため、必要なときに簡単にアクセス可能です。
ファイル管理によって、情報の整理と共有・紙の書類削減など、効率化に加えてペーパーレス化も実現できます。
ワークフロー機能
ワークフロー機能により、タスクやプロセスの管理を楽にします。
例えば、さまざまな工事書類の作成をシステム上で簡単に作成して回覧が可能です。
発注した工事が完了するまで、決裁書類を保管や共有できる点は、契約・管理業務をおこなうときに役立ちます。
紙ベースでの書類管理の手間を減らせることで、プロジェクトの進捗管理に集中でき、計画通りに進めやすくなるでしょう。
以上の他にも、掲示板機能を活用すれば、社内全体への共有なども簡単になります。
現場クラウドの費用・料金
新しいシステムを導入するうえで、考えなければならないのは費用・料金です。
現場クラウドは、基本料金で利用できるプランだけでなく、オプションで機能の追加もできます。
以下に示した表を参考に、ランニングコストが予算内かを把握しましょう。
基本料金
料金(税別) | |
---|---|
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 9,800円 |
初期費用が無料なので、導入費用を抑えたい企業におすすめです。
オプション機能
基本料金で利用できる機能に加えて、業務を効率化できるオプション機能もあります。
オプション機能 | 月額(税別) | 概要 |
---|---|---|
遠隔臨場機能 | 10,000円 | 現場にいなくても、遠隔から検査業務や承認・確認作業ができる |
3次元データ等共有機能 | 10,000円 | クラウド上で2次元・3次元の図面を確認・共有できる |
自社でおこなう業務が、オプション機能を必要とするのかも確認しておきましょう。
現場クラウドの評判・導入事例
現場クラウドを活用している企業の導入事例を参考に、自社の悩みや要望を満たせるかを判断しましょう。
株式会社下村建設
発注者は現場まで約1時間程度の場所に常勤されているため、遠隔臨場で発注者の負担も軽くなると思い導入しました。最初は「現場の雰囲気等が判りにくいのでは無いか」「本当に確認出来るのか」という心配がありましたが、確認項目を事前に決めた状態で実施できたことと、メカ音痴の私でも簡単にアプリの操作ができことでスムーズに臨場を進めることができました。業務の一環として遠隔臨場は効率的だと思います。
引用元:現場クラウド公式サイト
久保建設株式会社
スマートフォンやタブレットに遠隔臨場アプリをインストールするだけでしたので、操作方法も簡単ですぐに使用できました。
情報共有システムのオプションとして利用できることにより、新たな説明も必要ないことで発注者への負担もありませんでした。
創意工夫での加点対象となっており、工事成績への取り組みとしても自発的に実施できます。
発注者が複数現場担当されていた為、スケジュール調整や現場移動時間の短縮の効率化にもつながりました。
また、遠隔臨場の場合は、写真ではなく動画として記録できることより、手間なく明確な情報として残すこともできます。
引用元:現場クラウド公式サイト
鹿児島県【かごしま国体】鴨池公園安全協議会
工区数が多い本工事では、掲示板を活用して安全協議会内の共有を行っております。
具体的には、週間工程表の共有や協議会の議事録、発注者からの指示など協議会に関わることはすべて掲示板に投稿します。また大容量データのやり取りも容易にできますので、ドローンで撮影した写真を投稿していますね。メールとは違い、各担当に都度情報を送る必要がないので、簡素化につながっています。
引用元:現場クラウド公式サイト
導入の流れ
本章では、現場クラウドを実際に導入するまでの流れを紹介していきます。
「導入までの流れをつかみたい」「流れを知ったうえで導入するか検討したい」方は、ぜひ確認しておきましょう。
- 公式サイトから無料デモを試してみる
- 自社で導入する人数や必要な機能を議論する
- 問い合わせをして見積依頼をする
- 実際に導入開始
現場や管理側で導入してみて、期間ごとに社内評価をしましょう。
「機能を活用できているか」「コスト対効果が発揮できているか」を確認することで、企業全体での認識を統一できます。
また不明点がある場合には、ヘルプデスクによる操作指導やトラブル対応もしているため、積極的に活用しましょう。
現場クラウドの総合評価
現場クラウドを総評すると、ITに苦手意識のある方でも直感的に扱えて、現場の施工管理を効率化する優れたアプリといえます。
現場クラウドのメリット・デメリットをそれぞれまとめているので、ぜひ導入時の参考にしてください。
現場クラウドを活用するメリット
現場クラウドを導入するメリットは以下の3つです。
- 掲示板機能による全体共有
- 安心のサポート体制がある
- 大容量のデータのやり取りができる
現場クラウドの掲示板機能を使うことで全体共有がスムーズになります。
プロジェクトの進行や抱える問題への認識が統一化でき、サポート体制も充実しているため、トラブル対応も迅速におこなえます。
また大容量データのやり取りが可能で、設計図や写真などの情報共有が手軽にできる点も大きなメリットです。
現場クラウドの導入に対するデメリット
口コミを調査したところ、現場クラウドの機能に関するデメリットはありませんでした。
一部、導入した方から挙げられていたデメリットが以下の2つです。
- 設定の変更があまりできない
- うまく使いこなせない
現場クラウドを使ううえで、文字の表示サイズや色の変更ができずに、見にくさを感じる方もいるようです。
また扱う人によっては、慣れるまで時間がかかることもあるため、うまく活用できていない場合には、ヘルプデスクを活用しましょう。
操作方法から万が一のトラブルにまで迅速に対応してくれるため、社内で一早く浸透させたいときに活用したいサービスです。
まとめ
今回は、現場クラウドの口コミ評判から機能・料金・導入事例などを幅広く紹介しました。
現場クラウドは、遠隔からリアルタイム承認や確認ができたり、発議文書を手軽に作れたりします。
またチャットでは、2GBまでの大容量のデータ送受信ができることにより、図面や施工写真を送ることも可能です。
現場クラウドは、業務の生産性を上げたい・ワークフローを改善して労働コストの改善を図りたい企業に最適なツールといえます。