野帳アプリとは?電子野帳のメリットからおすすめフリーアプリ【3選】も合わせて解説

現場の測量業務やメモ帳として利用している「野帳」ですが、建設業界のIT化が進み「野帳アプリ」が登場しています。

野帳アプリを利用している企業も少ないことから、次の内容が気になるのではないでしょうか。

  • 野帳アプリとは?
  • 野帳アプリのメリットが知りたい
  • 電子野帳のおすすめを把握したい

この記事では、野帳アプリの概要とおすすめの野帳アプリ3選をご紹介しています。

野帳アプリの導入によるメリットも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

野帳アプリとは?

野帳アプリとは?

野帳とは、測量士のために1959年に株式会社コクヨが発売した製図用品です。

一般的なノートとは異なり、屋外利用を想定されているのが特徴です。

雨天時でも利用できるよう防水加工が施されており、水に強い作りになっています。

また、屋外でも立ったまま筆記できる硬い表紙が大きな特長です。

この特長が評価され、建設業界の定番となり建設現場で多用されています。

近年では、スマートフォンの普及に伴い野帳の代わりとして利用するアプリが登場しました。

野帳アプリは、測量記録やメモ帳として利用できるアプリ全般のことを指しています。

従来は野帳に記入した測量記録を手計算で算出していました。

しかし、野帳アプリの登場により測量計算を自動で行なってくれるので、測量業務の効率化に役立ちます。

野帳アプリを導入するメリット

野帳アプリを導入するメリット

野帳アプリを導入するメリットは、次の通りです。

  • 計算ミスの軽減
  • スマートフォン1台で完結する利便性の高さ
  • リアルタイムでの現場状況の共有
  • デジタル化による業務効率アップ

野帳アプリの導入に悩んでいる方は、メリットを参考にしてみてくださいね。

計算ミスの軽減

野帳アプリは、計測した数値を自動で計算してくれます。

手計算で起こる入力ミスといったヒューマンエラーの軽減がメリットです。

計算に慣れていない方でも安心して利用できることもポイントと言えるでしょう。

また、測量業務で使用する標準点の登録ができるアプリもあり、測量業務を円滑に進められることも特徴です。

スマートフォンで業務を完結できる

従来の測量業務では、野帳・ボールペン・電卓など、必要なアイテムをポケットに入れて持ち運ぶ必要がありました。

野帳アプリを利用することで、スマートフォンを現場に持ち歩くだけで完結します。

また、ボールペンのインク切れや電卓の不具合といったトラブルも防げることがメリットです。

リアルタイムでの現場状況の共有

シェア機能が搭載されている野帳アプリを利用することで、現場状況の把握が簡単にできます。

事務所と現場とのスムーズな意思疎通ができることで、業務効率を促進させてくれます。

デジタル化による業務効率アップ

野帳アプリのデジタル化により、次に紹介する業務効率のアップが期待できます。

  • 測量データの記録
  • 測量データの整理
  • 測量データの検索

測量データの記録はスマートフォンで簡単に入力・計算でき、測量地点を登録することで整理・検索が円滑に行えます。

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電子野帳おすすめアプリ【3選】フリーもあり

電子野帳おすすめアプリ3選をご紹介します。

紹介するアプリには無料で使えるものもあるため、はじめて利用する方は無料版から試してみるとよいでしょう。

eYACHO

eYACHO
出典:eYACHO公式サイト
機能・できること・PDFや写真の上からでも手書きで記入できる
・録音機能付き
・動画共有機能あり
・現場に必要なテンプレートを多数搭載
・表計算機能搭載 など
料金初期費用:330,000円(税込)
1ライセンスあたり:年間30,800円(税込)
※最小5ライセンスから購入できます 30日間無料で試せる体験版あり
対応端末・iPhone(iOS9.0以降)
・iPad(iOS9.0以降)
・PC(Windows10 バージョン1703以降)
※クラウドサービス
運営会社株式会社 MetaMoJi

eYACHOの総評コメント           

「eYACHO」は、株式会社大林組と株式会社MetaMoJiが共同開発した、紙の野帳をデジタル化したアプリです。

eYACHOでは、野帳アプリの機能はもちろんのこと、報告書の自動作成や図面・資料の一元管理など複数の機能が搭載されています。

eYACHOを導入した企業の声を見てみると、「現場全体の効率が3割アップした」、「連絡漏れが減って業務が円滑になった」などの実績がたくさんあります。

また、野帳アプリの導入に悩んでいる方向けの無料セミナーも定期的に開催されている点が安心して利用できるポイントです。

測量野帳

測量野帳
出典:測量野帳公式サイト
機能・できること・デジタル野帳測量結果の自動計算
・測量データの保存
・測量データの添付 など
料金無料
対応端末・iPhone
・iPad
・android
運営会社RUKKA
HPhttps://apps.apple.com/jp/app/id1025277055

測量野帳の総評コメント           

「測量野帳 〜 現場監督必携の水準測量野帳アプリ 無料版」は、測量業務を円滑にサポートしてくれる野帳アプリです。

測量野帳はPRO版と無料版が用意されており、無料版では測量場所の登録が2点、測点の登録が20箇所と制限がかかっています。

しかし、Apple Storeでは3.2の評価を得ているので、安心して利用できるでしょう。

無料版を試してみて使い勝手がよいと感じたらPRO版にアップデートすることをおすすめします。

野帳と座標

野帳と座標
出典:野帳と座標公式サイト
機能・できること・レベル測量
・光波測量に対応
・座標計算機能付き など
料金1.99ドル(275円)
※2023年7月10日現在
対応端末・iPhone
・iPad
・android
運営会社Shin Jong soon
HPhttps://apps.apple.com/us/app/good-survey/id1093733473

野帳と座標の総評コメント           

「野帳と座標」は、レベル測量・光波測量の2つに対応している野帳アプリです。

従来であればレベル測量と光波測量をする際は、ノートを分けて記入しますが、野帳と座標アプリひとつで完結します。

Google Playのユーザー評価は3.8と平均より高く、1,000件を超えるダウンロード数があります。

アプリは買取版なため、継続的な視点で考えると費用対効果の高いアプリと言えるでしょう。

レベル測量と光波測量のデータを一元管理したい方におすすめのアプリです。

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料金・機能・対応端末・製品ごとの特徴で比較でき、社内提案しやすいExcelでの配布です。
今だけ完全無料での提供となりますので、是非本資料で施工管理アプリの比較・検討をしてみてください。

まとめ

まとめ

野帳とは、建設現場で測量業務やメモ帳として利用されているアイテムのひとつであり、測量業務を円滑に進められるアプリとして野帳アプリが存在します。

野帳アプリを導入することで、測量業務を円滑に進めることができるでしょう。

野帳アプリの導入に悩んでいる方は、今回紹介した記事を参考に検討してみてはいかがでしょうか。

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