kizuku(キズク)という建設現場における現場施工管理ツールを紹介します。
本ツールは現場でのコミュニケーションを向上・改善させ、現場の作業効率を改善することを目的に開発されました。
現場で「言った言わない」を無くしたい現場監督や、指示をもっと正確に詳細に行いたいと悩んでいる現場監督におすすめのツールです。
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kizuku(キズク)とは
kizuku(キズク)とは、現場施工管理ITツールの一つで従来、人の手に依存していた作業を機械化・効率化するためのツールです。
例えば、現場監督は現場の進捗や現場状況を把握するためには現場へ出て状況を目視で確認し、事務所に戻ってエクセルなどを活用して工程表などを作る必要があります。
本ツールを活用することで現場へ出向く必要なく作業状況・現場状況を把握でき、一度の操作で様々な現場へ応用できるなどのメリットがあります。
運営元『コムテックス株式会社』について
kizuku(キズク)は、建設現場におけるチャット機能をベースに現場コミュニケーションを円滑化させるシステムであり、コミュニケーションの簡略化と可視化を可能にします。
建設現場は、大きければ大きいほど、工種毎に協力会社が細分化されているため非常に多くの業者が出入りします。
そのため各工種の進捗を把握することに加えて、「言った言わない」を無くすために確実なコミュニケーションが求められます。
そんな現場監督の悩みを解決するITツールが、コムテックス株式会社が運営する「kizuku(キズク)」です。
社名 | コムテックス株式会社 |
住所 | 〒933-0047 富山県高岡市東中川町7-18 |
連絡先 | TEL 0766-32-1777 FAX 0766-32-1775 |
代表取締役社長 | 竹脇 正貴 |
資本金 | 3,600万円 |
業務内容 | 建設業界向けITコンサルティング及びアプリケーション企画 / 開発 / 販売 / 導入支援 |
グループ会社 | コムテックスソリューションズ株式会社 |
HP | https://www.ctx.co.jp/kizuku2_pr/ |
kizuku(キズク)の機能・できること
kizuku(キズク)の機能・特徴は下記の通りです。
それぞれの機能に関して詳細に解説します。
- トーク
- 図書・写真管理
- 現場・プロジェクト管理
- 入退場管理
- グループウェア
- PC版トークアプリ
①トーク
現場規模に応じて、現場内でのコミュニケーションは非常に重要になります。
kizuku(キズク)ではラインチャットのようにチャットルームを造ることで現場作業員同士のコミュニケーションを向上させます。
具体的には、スタンプを送信するだけで作業の着手の合図を出せること、チャットで重要な報告をすることで「言った言わない」を防ぎ、履歴に残すことができることなどです。
写真や動画メッセージもチャット内に入れれるため、より詳細な説明が可能になるメリット等もあります。
②図書・写真管理
従来、紙ベースで図面を管理していましたが、本ツールを活用することで出先や時間外であってもシステムにアクセスでき最新データを容易に編集・更新ができます。
図面への直接の書き込みを可能にして写真管理機能をもって写真管理の業務を効率化することも可能です。
③現場・プロジェクト管理
現場作業員の多くは、複数の現場を掛け持ちしています。
そんな中でも本機能を活用することで、連絡事項や共有内容が混ざって混乱しないよう工夫できます。
本機能では、現場毎にグループやフォルダを分けて作成することで案件専用のトークや資料などを個別フォルダで共有できます。
④入退場管理
今では誰もが持っているスマホを通じて現場勤怠を管理できます。
スマホで入退勤時に打刻することで現場に誰がいるかをリアルタイムで把握できます。
加えて、国土交通省が推進する建設キャリアアップシステム(CCUS)との連携機能も備えているため、建設従事者の処遇改善対策にも活用できます。
⑤グループウェア
会議室や社用車などの共用設備の使用状況や予約機能もあるため、いつ・誰が・何を使うかが事前に確認できるようになっています。
大きい現場などで会議室の備品を共有するケースなどでは事前に確認ができることは大きなメリットになるでしょう。
⑥PC版トークアプリ
大きな建設現場には必ず事務所に内勤の事務員さんが常駐しています。
本ツールでは事務員さんや材料業者にも迅速に工程を伝えれるようにPCにも導入可能です。
具体的には、Windows OSにも対応できるように開発されており、トーク機能や図書機能が使えるため最新の図面の共有や迅速な指示が可能になり現場の作業効率をUPさせます。
kizuku(キズク)の費用・料金
ここでは、kizuku(キズク)の費用・料金に関して紹介します。
プラン名 ※100アカウント以上希望の場合は別途見積もり | プロプラン30 | プロプラン50 | プロプラン100 |
---|---|---|---|
初期費用 | 一律110,000円 | ||
月額費用・トーク・スケジュール・現場登録・入退場管理・図書管理 | 22,000円/月 | 3300円/月 | 5500円/月 |
オプション・工程管理・施工/査報告書・スケジュール管理・安全衛生管理・電子発注管理・予算実行管理・顧客管理・操作説明用の講師派遣 | 基本メニュー以外にも様々なオプション機能あり別途問い合わせ下さい |
kizuku(キズク)の評判・導入事例
ここでは、実際に本ツールを導入した2企業の口コミを紹介します。
① 社あいホーム
第一印象として「コムテックス社さん」が良かったというのがあります。システムというのは初期費用がかかるなど高額商材の一つだと思いますが、うちも同じく高額商材を扱う身として、信頼関係を築くのは最重要だと考えています。コムテックスさんは営業さんや電話サポートの人も含めて好印象で、いい意味でIT屋さんぽくないところも良かったです。検討期間中に「一緒に築いていきましょう!」とお声かけいただいたのが印象に残っています。機能面での決め手は、間違いなく「工程スタンプ」です。他社さんとの比較の際にも「スタンプがあるかどうか」はずっと気になっていました。というのも、以前は私も現場監督をやっていましたので、当時の親方の顔を思い浮かべたときに、スマホでのテキスト投稿はなかなか難しいだろうなと。文章を打つ手間のないスタンプには、親方たちの利用のハードルを下げる効果があると期待できました。実際に、最初の直感は正しかったなというのも実証できています。
引用元:導入事例|施工管理アプリKizuku(キズク) (ctx.co.jp)
② 株式会社カチタス
パートナー工務店へは仕事を請け負う条件の中に「Kizukuを利用しての報告」を必須事項にすることで、Kizukuを使うことが当たり前の環境を作るようにしました。Kizukuの中でもトーク機能に特化した利用を想定していたので、ハードルは低かったと思います。お互いのメリットをしっかりと伝えることで、「やらせる」のではなく「やりたい」に同意してもらうことに注力しました。「カチタスとしては、Kizukuを使ってこんなことをやりたい」、「パートナー工務店にはこんなことをやってほしい」と理解してもらった上で、コミュニケーションを疎遠にしたくないという思いも伝えました。それから、そもそも社員が使わないとパートナー工務店に対して「使ってください」とは言えないため、3か月毎にコムテックスさんから提出していただいている利用状況のレポートを参考に、社員の利用率を確認してランキングにしています。社員にはパートナー工務店への運用サポートもできるように、しっかりと勉強もしてもらいます。覚えてもらうのは「メッセージ」「スタンプ」「写真」「重要メッセージ」の4つだけ。Kizukuの操作は簡単だから大丈夫です。
引用元:導入事例|施工管理アプリKizuku(キズク) (ctx.co.jp)
kizuku(キズク)導入の流れ
最後に導入方法を説明します。本ツールの導入は非常に簡単です。
- 新規登録
- ユーザー情報の登録
- 会社情報の登録
上記3ステップで使えるようになります。
導入後は現場への定着度アップのために導入成功サポートがついておりますので適宜ご活用ください。
kizuku(キズク)の総合評価
本ツールは、現場でのコミュニケーションを向上させようとチャット機能に特化したツールです。
昨今の建設業のDX推進に伴い巷には、汎用性の高いツールがあふれていますが、汎用性が高いということはどの側面においても不完全ということです。
一方で本ツールであれば、「ミュニケーションで困っている」などの悩みをダイレクトに解決することが可能になります。
デメリットとしては、導入初期の人的コストです。
ITに慣れていない高齢者にも使ってもらうとき、慣れるまでの手間や作業効率の低下が少なからずあるでしょう。
しかし、ラインのチャットのように今では多くの人が使っている機能に近いため、苦手意識を感じることが少なく導入できる点ではメリットにもなりえます。
まとめ
kizuku(キズク)という現場効率化ITツールを紹介しました。
本アプリは現場監督のコミュニケーション効率を改善・向上させるために開発され、チャット機能に特化したITツールです。
現場で「言った言わない」を減らすことに加え、写真や動画、ボイスメッセージを付けることで指示が明確になることも大きなメリットです。
現場でコミュニケーションを向上させたいと思っている組織や企業は、ぜひ導入を検討してみてください。