施工管理サポートクラウドサービス「fieldwire」を導入を検討している中で、下記のような疑問を持たれる企業が多いのではないでしょうか。
- fieldwireではなにができるのか
- fieldwireではどんな機能があるのか
- 口コミや評判はどうなのか
今回の記事では、fieldwireの機能や料金、評判について詳しく解説します。
導入を検討している企業の方は、ぜひ参考にしてください。
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fieldwireとは
fieldwireはプロジェクトチーム全体が集まり、リアルタイムで情報共有が行える現場のためのオールインワンツールです。
プロジェクトの全ての仕事に役立つように専門的に作成されており、使いやすいアプリとして評価が高いです。
ゼネコン、専門請負業者、建築家とデザイナーなど、どんな仕事にも対応しています。
世界中で使用されているアプリであり、100万件以上のプロジェクトの管理支援を行っています。
運営元『Fieldwire Inc』について
以下では、fieldwireを提供しているFieldwire Incの企業情報を紹介しています。
会社名 | Fieldwire Inc |
所在地 | 米国カリフォルニア州サンフランシスコ |
設立日 | 2013年 |
事業内容 | 現場管理ソフトウェアを提供 |
HP | クランチベースHP |
Fieldwire Incは2021年12月にヒルティグループに約3億ドルで買収されています。
fieldwireの機能・できること
「fieldwire」はさまざまな管理に適したツールであり、その主な機能やできることには下記があります。
- タスク管理
- ドキュメント管理
- 現況図面の管理
上記の3つの機能について詳しく解説します。
タスク管理
fieldwireでは、建設業で重要なタスクについて何をする必要があるのかを正確に把握できるようにします。
fieldwireのソフトウェアを使用すると、どこにいても簡単にタスクの作成、割り当てが可能です。
さらに各タスクに優先度、カテゴリ、期日、担当者を設定できるため、タスクの進捗管理なども容易に行うことが可能です。
ドキュメント管理
fieldwireではBox、Dropbox、または OneDriveなどのクラウドストレージプロバイダーとドキュメントを同期させる2方向同期で最新の状態を維持します。
さらに、いつどこにいても、ファイルにアクセスできるため、現場など外出先でも必要なファイルの確認を行うことができます。
fieldwireはSOC-2認定を受けており、データセキュリティを優先事項としているため、データは安全に保護されています。
現況図面の管理
現場にいる時に、気づいた変更点や追加事項をデータ上の図面に朱書きできます。
図面だけでなく、写真・ビデオ・メモなどさまざまなデータに追記が可能です。
追記されたデータと既存のデータとはバージョン管理を自動で行われ新たに最新の現況図面の作成に役立ちます。
現況図面は最新であることが求められるものなので、fieldwireは常に最新の状態を保てる機能が搭載されています。
fieldwireの費用・料金
プラン | ベーシック | プロ | ビジネス | ビジネスプラス | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
料金 | 無料 | 39ドル(5,694円)1ユーザー/月 | 59ドル(8,614円)1ユーザー/月 | 74ドル(10,804円)1ユーザー/月 | お問い合わせ |
ユーザー数 | 5人 | ユーザーごとの支払い | ユーザーごとの支払い | ユーザーごとの支払い | お問い合わせ |
プロジェクト数 | 3つ | 無制限 | 無制限 | 無制限 | お問い合わせ |
シート | 100枚 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | お問い合わせ |
※ 日本円については1ドル146円で計算していますので、導入時の為替状況によって変動します。
fieldwireの評判・導入事例
実際にfieldwireを導入している企業の導入事例を紹介します。
【クラーク建設グループ-ワシントン州立大学】
「Fieldwireを使用すると、上司は現場にとどまることができ、作業にコンピューターは必要ありません。すばやく使いやすく、本来あるべきことを実行しています。」
Fieldwireは、データを英数字で整理し、タスクの更新にタイムスタンプを付け、すべての主要ファイルとシートバージョンにラベルを付け、チェックリストテンプレートを保存し、共通の属性を自動提案し、各タスクが毎日いつどのように進んだかを適切な人に知らせます。プロジェクト管理は、現場全体で取引を見つけたり、重要な情報を口頭で伝えたりするのにどれくらいの時間がかかるかによって妨げられることはもうありません。
Fieldwireを使用すると、これまで不可能だった方法で、問題をスムーズに追跡し、タスクとリソースを整理し、現場全体のチームメイトと連絡を取り合うことができます。
引用元:fieldwire公式HP
【スエズコンサルティング】
スエズコンサルティングは、プロジェクト管理におけるさまざまなコンサルティングミッションでFieldwireを使用しています。フランスのジェール県とロットエガロンヌ県への高速光ファイバーインターネットケーブルの設置から、マルセイユの「ラサヴィーヌ」地区と「シャトーゴンベール」地区のソレアムの都市再生事業の管理まで。また、スエズコンサルティングでは、建物検査や工事の環境モニタリングにもFieldwireを使用しています。
「情報は履歴であり、Fieldwireで一元化されているため、データを見つけるためにさまざまなドキュメントを開く時間を無駄にすることはありません。収集したデータをすばやく並べ替えてフィルタリングし、必要な数のレポートを作成できます。」以前は、スエズのコンサルティングチームは、レポートを生成するためにさまざまなシステムで情報を探すのに時間を浪費していました。フィールドワイヤータスクレポートを使用することで、スエズコンサルティングは生産性を向上させながら、クライアントとのコミュニケーションを改善することができます。
引用元:fieldwire公式HP
【モーガード – 住宅用不動産】
Adam Doltonと彼のチームは、複数のプロジェクトをジャグリングし、見つけた大まかなパッチを細心の注意を払って滑らかにすることに見知らぬ人ではありません。多くのパンチアイテムやミスマークは、完成した集合住宅の準備に必ず現れるため、ドルトンの乗組員は、各ユニットの欠陥をスキャンするときにタカの目を持つことになります。これは、彼らが調査するすべての形態の住宅にまで及び、Fieldwireとの創造的な実行につながりました。
「Fieldwireは当初の意図どおりには使用していませんが、それでも私たちの目的には非常によく機能します」とドルトン氏は言います。「設計図の代わりに、物件マップをアップロードすると、物件を歩き、必要な場所に詳細なメモをその場で残すことができます。その後、同僚から他のメモもインポートできます。」
図面を使用したプロパティ評価にFieldwireを使用することは、建設アプリを備えた多くの企業にとって実証済みの方法ですが、従来の図面の代わりにサイトマップを使用した検査に関するドルトンの興味深い見方は、Fieldwireが機能している場合、間違った方法がないことを証明しています。プロパティマップに追加された各メモと写真は同期され、チームの他のメンバーと共有され、結果として得られるパンチタスクは、処理する適切な取引に分散されます。完成までに各物件の評価が必要な化粧品や運用項目の量を考えると、詳細な検査を容易にすることの価値を十分に強調することはできません。
「私たちは詳細な物件検査を行います。これは予算に役立ち、すべての問題を先取りするのに役立ちます」とドルトンは言います。「これらの詳細な物件検査は、造園や縁石の魅力から、物件の個々のドアとそれに伴うハードウェアに至るまでに及びます。そのため、Fieldwireは損傷や変色したものを追跡するのに非常に役立つため、それらのアイテムを交換するための予算を立てることができます。」
引用元:fieldwire公式HP
fieldwire導入の流れ
fieldwire導入の流れは、以下の手順で行います。
- fieldwire公式HPから会社情報入力
- アカウントの作成
- fieldwireアプリをインストール
- 利用開始する
fieldwireの総合評価
以下では、fieldwireを導入している企業の声をもとにした、メリット・デメリットについて紹介します。
fieldwireを導入するメリット
fieldwireを導入するメリットは3つあります。
- 利用可能なデバイスが豊富
- 業務効率化が行える
- 世界中での利用実績が豊富
fieldwireはパソコン、スマホ、タブレットと利用可能なデバイスが豊富で使用者を選ばない便利さがあります。
タスク管理やスケジューリング機能などを活用することで、無駄な確認業務を軽減し、情報共有によってペーパーレス化など業務効率化が行えます。
世界中での利用実績があり、大規模な工事から小規模な工事までさまざま工事のプロジェクトにて利用されています。
fieldwireのデメリット
fieldwireは非常に便利な機能をもったツールですが、メリットばかりでなくデメリットもあります。
公式HPは英語表記が多く、翻訳機能を使わなければ内容を理解することが困難です。
導入前や導入後のことを考えると、疑問点や内容の不明点などの解消をしていくことが必要といえます。
まとめ
今回の記事では世界中で利用されている施工管理システムのfieldwireについて詳しく解説してきました。
fieldwireは施工管理の効率化や品質向上を支援するシステムとして、世界中で100万件を超える工事に利用されてきました。
タスク管理やファイルの共有など便利で施工管理に必要な機能を多く備えているシステムですが、世界向けのシステムであるため、英語表記が多く不便に感じる方も多いことでしょう。
確かな機能を備えたオールインワンツールであるため、疑問点、不明点を解消していき導入を検討してみてはいかがでしょうか。