設備点検アプリ・システムおすすめ【6選】機能・料金面で徹底比較

設備点検アプリ・システムおすすめ【5選】機能・料金面で徹底比較

設備点検業務は、アプリやシステムを導入して課題を解決し、競争力や生産性を高めるフェーズに移行しています。 

点検作業は、狭所や高所での作業が多く作業時間も長いです。

点検表をもとに、エクセルやワードの点検報告書に転記していく作業は、多大な時間と労力を必要とします。 

このような点検業務を、最先端のデジタル技術を活用して効率化していくツールが「設備点検アプリ・システム」です。 

この記事では、「設備点検アプリ・システム」の概要と導入のメリット、選び方を解説しています。

また、おすすめの「設備点検アプリ・システム」も紹介していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

目次

設備点検アプリ・システムとは?

設備点検アプリ・システムとは?

建物の設備を保守点検し、常に安全な状態に保つことで、利用者は安心して暮らし働くことができます。

正常が当たり前であり、酸素や水のように異常が起こってはじめて重要性を再確認するものです。 

巡回点検では、空調や電気、ガスのほか、エレベーターや消防設備等、さまざまな設備が対象となりますが、これまでの点検業務はすべて紙ベースで行われてきました。 

そのため、点検作業はもちろん、点検報告書の作成、点検管理に多大な労力と時間が必要でした。 

設備点検アプリ・システムを導入すれば、先進のデジタル技術によって点検業務をペーパーレス化し、デジタルデータの活用による圧倒的な効率化が可能になります。

設備点検アプリ・システムを導入するメリット

設備点検アプリ・システムを導入するメリット

設備点検アプリ・システムを導入することで得られるメリットは広範囲に及びますが、ここでは、以下の3つのポイントに集約して解説します。 

  • 点検作業・報告を大胆に省力化
  • リアルタイムでデータを共有・分析
  • 多様で複雑な設備点検を一元管理

点検作業・報告を大胆に省力化

設備点検アプリ・システムは、点検作業と管理者報告を大胆に省力化できます。 

設備の登録や点検項目、点検頻度の設定、ユーザー管理等が簡単にできる製品が多いです。

設備の異常やメンテナンスのお知らせ、点検結果の管理者承認等がメールで通知される製品もあります。 

作業者は、アプリ・システムのメッセージ通りに入力作業を行うだけです。

入力に不備があればエラーメッセージが表示されるのでミスは大幅に削減されます。 

スマホやタブレットなどの端末で、点検結果を入力するだけで、クラウドのシステムに報告書として登録されるので転記作業は必要ありません。

撮影した写真もそのまま添付できます。 

このようなアプリ・システムがあれば、点検業務の管理者はクラウドで点検状況をリアルタイムで確認できるうえに承認手続きも容易にできます。

リアルタイムでデータを共有・分析

設備点検アプリ・システムの多くは、現場で作業者が端末に入力した点検結果データは、クラウドで管理されます。

そのため、点検業務の管理者はリアルタイムでデータを共有できます。 

現場で入力された点検結果が自動でグラフ化され、クラウドで時系列管理されるものもあります。

この手の製品では点検結果の定量数値が自動でグラフ化されるため、対象機器の異常も把握できます。 

以上のようなアプリ・システムを使えば、点検業務管理者は点検活動の実態をリアルに把握できるだけでなく、点検報告書や保全履歴から機器の将来の不具合を見通すことも可能です。

多様で複雑な設備点検を一元管理

設備点検に携わる企業の多くは、複数の建物の点検業務を任されていることが多いはずです。

そのため企業は、多様で複雑な設備点検を効果的に一元管理する方法を模索します。 

設備点検は、電力、空調、給排水設備、消防設備等と多様であり、それぞれに複雑な点検項目が多数存在します。

複数の建物を管理するとなれば、さらに多くの人的資源が求められます。 

しかし、現在は、少子高齢化による就労人口の減少が深刻です。

この状況を補完するべく、高機能な設備点検アプリ・システムが開発されてきました。 

設備点検アプリ・システムを導入すれば、この人手不足をスマートに解決できます。

ただし、そのためには、自社の業務に適合した設備点検アプリ・システムを選ぶことが重要です。

設備点検アプリ・システムの選び方

設備点検アプリ・システムの選び方

設備点検アプリ・システムを選ぶ時に、必ず覚えておいてほしいポイントを3つ解説します。 

  • 適応する機能の範囲
  • 保全計画の自動生成
  • セキュリティとサポート体制

適応する機能の範囲

設備点検アプリ・システムの導入を検討する際は、一般的な設備点検業務で十分なのか、自社特有の要件も満たすのか方向性を決めておく必要があります。 

そして、候補となるアプリ・システムが持つ機能を一覧化し、その機能は実際にどのような手順で活用するのかを納得いくまで確認します。 

機器台帳管理、保全計画管理、点検管理、保全履歴管理、交換部品・在庫管理等の内容を検証し、実際の業務の効率化にどれくらい貢献するのかの見極めも大切です。 

導入当初はスモールスタートで効果を見るのか、最初から一定規模で始めるのかなども検討しておきましょう。

保全計画の自動生成

保全計画とは、設備管理台帳をベースに、設備の交換基準や作業の周期などを保全内容ごとに決定するものです。

近年、この保全計画をカレンダー方式で自動生成する設備点検アプリ・システムが登場し人気となっています。 

保全計画カレンダーの自動生成は、大幅な業務効率化となります。

このシステムでは、設備点検に関するデータをスマホなどの端末で入力すると、一度の入力で該当する項目すべてにデータが同期されるからです。 

これまでの保全計画書は、点検作業の設備名と概要、点検の方法、周期、履歴、備考を網羅した設備管理台帳をもとに作成していました。

しかし、記入項目があまりに多いため、対象となる設備や点検作業の「抜け漏れ」が多く発生していたのです。

セキュリティとサポート体制

設備点検アプリ・システムを選ぶ時には、最先端のセキュリティとシステム導入後のサポート体制の充実度を確認することも重要です。 

セキュリティ面では、クラウドにアクセスするための証明書の発行、定期的なバックアップによる信頼性の向上は必須です。

その他、情報漏洩防止のための施策、運用管理者の負担を軽減する工夫なども確認しましょう。 

サポート体制確認のポイントは、月々発生する利用料金にはどのようなサポートが含まれているのか、追加料金が発生するサポートとの線引きを明確にしておくことです。

設備点検アプリ・システムおすすめ【6選】

ここでは、おすすめの「設備点検アプリ・システム」を6つ厳選して紹介します。

サクミル:オールインワンシステムを格安で導入したい企業に

サクミル
出典:サクミル公式サイト
主な機能現場作業者ごとのスケジュールを月、週、日単位で案件別に管理
出先の現場で日報作成や写真登録が可能だから業務を効率化できる
スマホやタブレットから、いつでもどこでも過去情報を確認できる
初期費用0円
月額費用4,000円
無料トライアル○2ヶ月間
運営会社株式会社プレックス

サクミルおすすめポイント

  • 顧客、案件進捗、ファイル管理で案件情報を確実に蓄積・管理
  • スケジュール、作業日報、写真台帳を現場で入力・作成して管理
  • 見積と請求から原価と粗利の管理まで、さらに経営レポートの自動表示まで可能

編集部コメント

サクミルは、設備点検を含む煩雑な業務の効率化を実現するクラウドシステムです。

多数の現場と担当者が存在するあらゆる業種で、情報を一元化して、案件の進捗や今後の予定の把握をしやすくします。

一元化された情報は、事務や経営部門にも活用できるので、経営戦略にも役立てることができます。

初期費用0円、月額4,000円で導入が可能でありこの価格帯は業界最安水準です。

今なら2ヶ月間の無料トライアルも用意している為、興味のある方は是非下記公式サイトからチェックしてみてください。

KANNA:設備管理の点検にタブレットを導入したい企業に

KANNA:設備管理の点検にタブレットを導入したい企業に
引用元:KANNA公式サイト
主な機能写真・図面・仕様書などをクラウドで一元管理

さまざまな端末からいつでもアクセス可能

コミュニケーション機能をチャットに統一
初期費用0円
月額費用
無料トライアル◯1ヶ月間
運営会社株式会社アルダグラム

KANNAおすすめポイント

  • 顧客、案件進捗、ファイル管理で案件情報を確実に蓄積・管理
  • スケジュール、作業日報、写真台帳を現場で入力・作成して管理
  • 見積と請求から原価と粗利の管理まで、さらに経営レポートの自動表示まで可能

編集部コメント

KANNAは初期費用0円で、無料スタートも可能であるため、導入のハードルが格段に低いのが特徴です。

また、アプリとクラウドの両方で利用できて、PC、スマホ、タブレットなど利用する端末を選びません。

図面や資料はクラウドでの管理なので、何時でもどこでもデータの確認ができます。

現場で撮影した写真もその場でアップロードできます。

また、チャット機能もあり、自社専用のカスタマイズも設定可能です。

専属のサポート担当が利用を徹底してアシストしてくれるため安心です。

無料トライアルも実施しているのでまずはお試し利用をしてみることをおすすめします。

まずは下記公式サイトをチェックしてみてください。

ビルカン:設備点検業務の書類全般を効率化したい企業に

引用元:ビルカン公式サイト
主な機能報告書作成とファイル管理が一元化
設備管理と図面管理が連携
スマートフォン対応で点検作業が簡素化
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
無料トライアル◯1ヶ月間
運営会社株式会社FLINTZ

ビルカンおすすめポイント

  • 図面上にピンを設定できるので建物の状態が一目でわかる
  • 建物管理書類を簡単に作成・確認・共有できる
  • 過去の書類や修繕履歴を簡単に検索・確認できる

編集部コメント

ビルカンの最大の特徴は、報告書作成とファイル管理が一元化しているため、作成が楽で管理もしやすい点です。

クラウドでの管理なので、誰でも何時でもビルの管理状況にアクセスできます。

図面にピンを配置して残せるため、重点的に管理が必要な箇所を把握・共有できます。

また設備や図面、画像等のデータを分析する機能も提供しているため、長期的な修繕計画を作成する時に非常に役立ちます。

書類の検索時間を約99%報告書作成・確認にかかる時間を約50%現場からの情報共有にかかる時間を約43%削減してきた実績も心強いです。

料金面などの確認は下記公式サイトから資料請求をしてみてください。

モニプラット(MONiPLAT):設備点検を格安の費用で効率化したい企業に

モニプラット(MONiPLAT):設備点検を格安の費用で効率化したい企業に
引用元:MONIPLAT公式サイト
主な機能スマホアプリだから現場での入力作業が楽々
メール通知とグラフ化も20設備まで無料

専属スタッフによる設定のフルサポート可能
初期費用0円
月額費用20設備まで無料(設備数で変動)
無料トライアル
運営会社株式会社バルカー

MONiPLATおすすめポイント

  • 定期保全管理が20設備まで無料
  • 様々な設備をクラウドで一元管理
  • 高度なセキュリティとファイルバックアップ

編集部コメント

モニプラットは、TBM(定期点検)機能が20設備まで無料です。

初期費用を抑えて導入が可能のため、規模が小さな会社や設備管理を始めたばかりの企業にとってはメリットが大きいでしょう。

点検結果はクラウドで自動的にデータ化され、点検状況はリアルタイムで反映されます。

モニプラットは設備台数に応じて月額料金が段階的に変動します。

大規模な設備管理会社では、現場状況と発生するコストとのすり合わせが重要です。

気になる点は、モニプラットには電話サポートがなく、問い合わせへの対応の評価も低いことです。

cyzen:設備点検業務を徹底して効率化したい企業に

cyzen:設備点検業務を徹底して効率化したい企業に
引用元:cyzen公式サイト
主な機能スケジュール機能で点検予定を簡単に作成、閲覧できる
スマホから報告書を作成してリアルタイムで情報共有
報告書で作成したデータを既存のフォーマットに自動変換
初期費用0円
月額費用プランによって変動
無料トライアル
運営会社レッドフォックス株式会社

cyzenおすすめポイント

  • 設備点検の効率化を最短1日で実現できる
  • デスクレスワーカーの作業を簡単にデータ化
  • 設備、定期、清掃の点検チェックリストのフォーマットがある

編集部コメント

cyzenの強みは、デスクレスワーカー(現場担当者)の使いやすさを第一に考えている点です。

直感的に使えるため定着するのが早く、設備点検業務を素早く効率化できます。

スケジュール機能では、定期点検予定を簡単に作成・閲覧することが可能です。

報告書・帳票機能を活用すれば、報告書の作成・共有とともに、自社の様式に自動変換して顧客にメールで送信することもできます。

地図機能では、地図上に顧客の住所、基本情報や過去の報告書が表示でき、メンバーロケーション機能はスマホのGPSを活用してメンバーの位置確認が可能です。

デメリットとしては、スマホのバッテリー消費が激しく、作業中に充電が切れるリスクが高まることです。

PLANTIA:自社の業務フローに適合したシステムを求める企業に

PLANTIA:自社の業務フローに適合したシステムを求める企業に
出典:PLANTIA公式サイト
主な機能エクセルによるインポート、エクスポート機能を提供
誰でも使いやすいインターフェースと検索機能
ユーザーによる画面修正や自由帳票の作成可能
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
運営会社富士通株式会社

PLANTIAおすすめポイント

  • 保全業務の効率化、システム化、標準化が可能
  • 技術継承のためのデータの蓄積と情報提供
  • 多彩な業務フローに対応するシンプルな設計

編集部コメント

PLANTIAは、20年以上に渡って積上げられてきた保全現場のニーズやノウハウが凝縮した設備管理システムです。

機器台帳管理、保全周期管理、保全計画管理、保全履歴管理、修理案件管理の5つのサブシステムのシンプルな構造により、各企業の業務フローに合わせたカスタマイズが特徴です。

エクセルの活用や誰にも見やすいインターフェース等の使い勝手の良さと、画面修正や自由帳票の対応など自由度の高さが評価されています。

比較的大規模な保全業務を行っている企業がターゲットであり、費用も高額になりやすいため、中小規模の企業ではコスパを十分に検討する必要があるでしょう。

設備点検アプリ・システムを導入し業務の効率化を計ろう

ここまで、設備点検アプリ・システムについて以下の内容で解説しました。 

  • 設備点検アプリ・システムの概要
  • 設備点検アプリ・システムを導入するメリット
  • 設備点検アプリ・システムの選び方
  • 設備点検アプリ・システムおすすめ【6選】 

設備点検業務は、長時間の点検作業や報告書の作成が業務の大半を占めており、記入漏れや点検漏れが発生しやすい状況でした。 

これらをさまざまな機能で効率化、標準化するのが「設備点検アプリ・システム」です。 

設備点検は、先進技術をベースとしたDXの本来の役割が、もっとも活かされている業務の一つであるといえます。

施工管理アプリ選びにお悩みの方へ
低コスト・ハイパフォーマンスの人気3製品はこちら!

月額料金初期費用
KANNAロゴ
KANNA
0円~
基本機能利用可
0円公式HP
サクミルロゴ
サクミル
4,000円
30ID
0円公式HP
現場ポケットロゴ
現場ポケット
11,880円
ID/容量無制限
0円公式HP
  • URLをコピーしました!
目次