工事写真台帳エクセル無料テンプレート【6選】作り方から厳選アプリまで解説

本記事では、工事写真台帳を作成するとき、エクセルを使った無料テンプレートソフトを紹介します。

工事現場で写真台帳作成を手作業で行っていた業者が無料で作業の効率化を行うために使い慣れたエクセルテンプレートで台帳を作るケースを想定しております。

本記事を通して、無料テンプレートの特徴や具体的な商品名、合わせて施工管理アプリの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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目次

【はじめに】無料エクセルテンプレートは最低限の機能だけ

無料エクセルテンプレートには必要最低限の機能しか備え付けられていません。

その為、より業務の効率化を図りたいなら有料の施工管理アプリの導入も検討するべきです。

下図で無料エクセルテンプレートと有料の施工管理アプリのメリット・デメリットを比較してみましょう。

メリットデメリット
無料エクセルテンプレートコストがかからない
使い慣れてる人が多い
写真の順番や位置調整等が手作業で時間がかかる
共同作業がしにくい
ウイルス感染のリスクが高い
施工管理アプリ工事写真台帳以外の機能も豊富
スマホで現場から利用可能
セキュリティが安心
サポート体制も充実

初期費用・月額費用がかかる
使いこなすまでに時間がかかる

上記の通り工事写真台帳の作成だけで見ても、無料エクセルテンプレートより有料の施工管理アプリの方が業務の効率化を図ることができます。

しかし導入の一番の懸念点が初期費用や月額費用といったコスト面でしょう。

いきなり初期費用で数十万円もかかるアプリを導入するのはハードルが高いですよね。

ただ中には初期費用、月額費用を非常に低く抑えた施工管理アプリも登場しています。

下記のアプリ『サクミル』は、1アカウントではなく30アカウントで月額4,000円。導入しやすい製品となっています。気になる方は公式サイトも是非ご覧ください。

サクミル
出典:サクミル公式サイト

サクミル公式サイト:https://sakumiru.jp/

工事写真台帳の作成に役立つエクセル無料テンプレート【6選】

工事写真台帳の作成に役立つエクセル無料テンプレート【6選】

それでは早速、工事写真台帳を作成するときに使うことができるエクセル版のテンプレートソフトを紹介します。

以下の6つが比較的メジャーな無料テンプレートになります。

  • フォルダそのまま工事写真
  • Excelかんたん工事写真帳
  • らくらく写真台帳
  • 写真台紙
  • エクセル写真帳
  • 悪魔のエクセルテンプレート

それでは、上記で取り上げたソフトの詳細を以下で解説します。

フォルダそのまま工事写真

フォルダそのまま工事写真は、Windows上の写真フォルダを整理し、フォルダをそのまま工事写真にリンクすることで写真台帳が作成可能です。

操作方法は簡単で、通常のドラック&ドロップで、写真の順番も変えることができます。

またシンプルな操作性で誰でも簡単に使いこなセルのが特徴。

ただ本ソフトは無料で使える一方で、無料版では広告が表示されてしまうデメリットがあります。

広告非表示の有料版もあり、広告の煩わしさは有料版へアップデートすることで解消できるので気になる方はお試しください。

HP:https://hanasoft.net/PictExp.htm

Excelかんたん工事写真帳

Excelかんたん工事写真帳は、写真のサイズ・コメント欄があらかじめ設定されていることが大きな特徴です。

写真のサイズ調整を自動で行ってくれることから、写真を選択するだけで簡単に写真台帳が作成できてしまいます。

マクロ・関数機能を自由に操作可能なため、使い慣れてくると現場に適した形にカスタマイズが可能になります。

HP:http://syashintyou.mocemoce.com/

らくらく写真台帳

らくらく写真台帳は、豊川郁雄さんが開発した無料写真台帳用のエクセルテンプレート。

機能の特徴としては、画像一括取り込み機能、写真の整理番号の自動入力事項などが備わっており、クリック一つで写真の拡大表示が可能になります。

その他にもタイトルの文字入力や辞書登録機能があり操作性はシンプルになっております。

一方で利用可能なOSはWindowsのみなのでiOSを使用している人には注意が必要です。

HP:https://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se490925.html

写真台紙

写真台紙は、初めてでもスグ使える!Excelテンプレート3,000本という雑誌にも掲載されている工事写真台帳の無料エクセルテンプレートソフトです。

テンプレートとして、写真サイズやコメント欄が作成されているため、写真や画像をドラッグ&ドロップするだけで簡単に工事写真台帳を作成することが可能。

写真台紙は利用者の好みに合わせてカスタマイズ可能なため現場に適した台紙に編集可能です。

HP:https://www.izumidaishi.com/

エクセル写真帳

エクセル写真帳は、ダウンロード数が9万件を超える非常に多くのユーザーがいるソフトです。

不具合があるたびにバージョンアップを重ねている業務効率化ソフトです。

台紙の写真張り付け枚数を2枚〜3枚で選ぶことができるためカスタマイズが可能になります。

更に写真データが格納されているフォルダを選択するだけで台帳が自動で作成されるため、業務効率化も期待できます。

フォルダ名や写真データの名前を工夫することで手作業を少なく写真台帳を作成することができます。

HP:https://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se495259.html

悪魔のエクセルテンプレート

悪魔のエクセルテンプレートは、株式会社unlimitedが提供している無料エクセルテンプレートです。

写真データの取り込みや挿入に加えて、写真・枠の追加・削除等のカスタマイズが可能です。

更に、リスト項目値の設定、追加や削除などが利用でき、表紙もすく数のテンプレートが備わっているため手作業を非常に少なく、工事写真台帳を作成できます。

一方で、ダウンロードに制限があり、無料で使用できるのは、従業員数100名以下の同族中小企業や個人事業者のみとなっています。

更に、ダウンロードした場合、販売元から、販促メールやDMなどが届く可能性があるのです。

これらの点に同意できる方にはお勧めエクセルテンプレートです。

HP:https://uconnect.jp/xls/

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工事写真台帳の作り方

工事写真台帳の作り方

ここでは実際にどのように写真管理台帳を作っていくか、具体的な手順と留意事項を解説します。

具体的な手順は下記ステップの通りです。

  1. 写真撮影について頻度・工種、提出方法(紙媒体・電子)などの確認と計画 表紙の作成
  2. 写真の貼り付け
  3. 編集
  4. 工事情報の記載

写真台帳を作るうえで最も重要なことは、自分たちが管理しやすいように作ることではなく、発注者が見やすいように台帳を作成することです。

作成者よりも確認する人が見るときにどのように並んでいてほしいかを考えて作るように心がけましょう。

①写真撮影について頻度・工種、提出方法(紙媒体・電子)などの確認と計画

はじめに、写真管理計画を立てる必要があります。

具体的には、受注契約書の一部である特記仕様書に記載がある項目を満足するために、どのような写真をどのような頻度で撮影・記録するか確認します。

一般的には、国土交通省の「工事写真管理基準」に沿って纏める工事が多いことに留意が必要です。

上記を踏まえて、初めに写真管理計画を立案・確認します。

②表紙の作成

次に、台帳の表紙を作成します。台帳の表紙には以下のような必要事項を記入します。

  • 工事名
  • 工期
  • 施工者名

完成前後の写真は見開きを活用して見比べやすく編集するなどの工夫が重要になります。

また、その他にも、工種・施工箇所などの情報を入れることも可能ですが一般的に上記3点は必ず入れるように留意しましょう。

また、完成前後の写真を一つの台帳にまとめる場合、できるだけ同アングルで写真を残すことが重要です。

施工着手前と施工完了後を見比べやすくすることが大きなポイントの一つです。

また、上図のイメージのように、アルバムの見開きを活かした配置で編集をするようにしましょう。

③写真の貼り付け・編集

次に、実際に台帳に写真を貼っていきます。

貼り方は様々ありますが一般的には上述の無料エクセルテンプレートで写真データを張り付ける方法の他に、施工監理・写真管理アプリを活用して撮影した写真を自動取り込みする方法があります。

また、台帳はアルバム形式で見やすく編集することが重要です。

具体的には、各ページを施工箇所や関連性で統一し、ページを進むごとに確認したい箇所を順に確認できるようにすることが望ましい形です。

上述の通り、発注者などの確認する側の立場で資料を纏めることを心がけましょう。

④工事情報の記載

最後に、余白に補足情報などを追記します。

具体的には、工種・測点(位置)・設計寸法・実測寸法・略図などが該当します。

写真だけでは、撮影前後の数値や管理基準値などを別資料で確認しなければわからないですが、同じページに設計寸法・実測寸法、判定が記載されることで、一目で成果が分かることが特徴です。

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工事写真台帳の作成におすすめの厳選アプリ【4選】

最後に、工事写真台帳を作成するためにおすすめの厳選した施工管理アプリを紹介します。

以下の4個が最も使いやすいアプリです。

現場ポケット

現場ポケット公式サイト
出典:現場ポケット公式サイト
機能・できることトーク機能
掲示板機能
アルバム機能
日報機能
報告書作成 など
料金初期費用:0円
月額料金:年間契約「11,880円(税込)」月額契約「13,200円(税込)」
※最大2ヶ月間の無料使用期間あり
対応端末iPhone
iPad
android
PC
運営会社株式会社アステックペイント

現場ポケットの総評コメント           

「現場ポケット」は、株式会社アステックペイントが運営する施工管理アプリです。

現場管理に特化した機能を標準搭載しており、工事写真はトークに投稿するだけで自動でアルバムに反映されます。

投稿された写真はスマホ・パソコンで確認できるため、どの場所からでもリアルタイムで写真管理できるのが嬉しいポイントです。

「使いやすさ」にこだわって作られた施工管理アプリである為、年長者が多い現場やデジタル化に抵抗がある企業にもおすすめ。

またアフターフォローも充実している為、導入後も安心して活用できます。

それでいて初期費用は無料。

月額費用も年間契約で「11,880円(税込)」と他社と比べても安いのが特徴です。

今なら最大2ヶ月間の無料お試し期間がある為、まずは資料をダウンロードしてみてください。

KANNA

kanna公式サイト
出典:KANNA公式サイト
機能・できること・工事写真管理
・図面の共有
・電子小黒板
・報告書作成
・ チャット機能 など
料金初期費用:0円
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
運営会社株式会社アルダグラム

KANNAの総評コメント           

株式会社アルダグラムが提供するKANNA(カンナ)は、2020年7月にリリースされた業界の中でも比較的新しい施工管理アプリです。

実際のユーザー評価が抜群に高いのが特徴で、AppStore、GooglePlayともに今回紹介するアプリの中では最高評価を獲得しています。

電子小黒板としてタブレットを活用することで黒板作成の省力化・撮影の省力化・写真整理業務の省力化に寄与します。

具体的には、文章をコピー&ペーストして入力したり、元になる黒板を複製し、一部を書き換えるだけで簡単に黒板を作成できるため、黒板作成業務を省力化できます。

またKANNAは

施工管理アプリの中でもユーザーが多く、満足度も高いためぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ミライ工事

ミライ工事
出典:ミライ工事公式サイト
機能・できること・台帳のテンプレート機能
・データのクラウド共有
・ 電子小黒板
・報告書作成
・トーク機能 など
料金初期費用:0円
月額料金
・フリープラン:0円
・シンプルプラン:500円
・スタンダードプラン:900円
・プロフェッショナルプラン: 1,980円
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
運営会社株式会社ミライ工事

ミライ工事の総評コメント           

ミライ工事は、株式会社ミライ工事が提供している工事写真台帳を自在にカスタマイズできる汎用性の高いアプリです。

工事写真台帳スマホで操作が可能かつ操作性が簡易なため比較的に使いやすい特徴があります。

また、現場で必要な機能に特化し、500円から機能upできるお手頃な価格となっています。

リアルタイムデータ共有・共同作業に特化した法人プランも用意してあり、さらに電波の通じない現場でもクラウド保存を通じて快適に作業が可能です。

台帳はテンプレート機能があり業務を効率化可能です。

カスタム台帳機能があり自社用にフォーマットを作成・エクセル台帳を簡単に作成できます。

導入企業にとって、法人プランでは、写真台帳の自動共有・電子黒板の一斉共有・トークやファイルの共有が可能なためぜひ試しに使ってみてください。

sitebox (サイトボックス)

sitebox (サイトボックス)
出典:sitebox公式サイト
機能・できること・電子小黒板
・改ざん検知機能
・データのクラウド共有
・システム連動
・工事写真レイヤ化 など
料金初期費用:0円
月額料金 ・利用者数に応じた月額料金は別途見積もりと相談
対応端末・iPhone
・iPad
・android
・PC
※クラウドサービス
運営会社株式会社建設システム(KENTEM)

SiteBoxの総評コメント           

sitebox (サイトボックス)は、株式会社建設システム(KENTEM)が提供している現場工事写真の台帳を容易に作成できるアプリです。

機能面では、SiteBoxを搭載したスマートフォンで出来形データの記録と工事写真の撮影ができます。

さらに”電子小黒板”の写し込み機能を使用することで、黒板を持ち運ぶ必要がなくなるため危険な場所でも安全に撮影できるほか、黒板を持つ必要がなく手書きも不要なため撮影人数を削減できます。

記録した出来形データ、撮影した工事写真を「KSデータバンク」に保管することで、紛失等のトラブルからデータを守ります。

本記事で紹介している電子小黒板機能として、実測値の記録と工事写真の撮影をスマートフォン1台で運用可能・電子小黒板の有効活用により土木現場の安全確保や効率化が実現します。

ここで、改めて施工管理アプリを選ぶ基準を下記に示します。

  • 目的に沿った機能が付いているか
  • 改ざん防止機能がついているか

様々な機能を有した施工管理アプリが魅力的に映ることでしょうが、使いこなせなければ意味がありません。

現場で最も必要としている機能を持っていて最もシンプルで使いやすいものから始めることをお勧めします。

導入にあたり料金や機能面を比較したい方は、下記の施工管理アプリ17製品比較資料をダウンロードしてみてください。

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今だけ完全無料で提供しておりますので、是非本資料で施工管理アプリの比較・検討をしてみてください。

まとめ

まとめ

無料エクセルテンプレートソフトによる工事写真台帳の作成のメリットを理解できたでしょうか。

手作業で写真管理を行っている業者には、無料・無期限で上述のようなソフトを使うことには業務効率化の観点で大きなメリットがあります。

しかし、無料のエクセルテンプレート利用時には、機能の制限やセキュリティリスクなどいくつか注意したい点もあります。

現在では、月額数千円台といった低価格帯で利用可能なアプリもリリースされています。

以下の『サクミル』では、1アカウントではなく30アカウントで月額4,000円。導入しやすい製品となっています。気になる方は是非公式サイトもご覧になってください。

サクミル
出典:サクミル公式サイト

サクミル公式サイト:https://sakumiru.jp/

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