【建設業向け】ワークフローシステム8選|機能面・料金面を徹底比較から選び方まで解説

【建設業向け】ワークフローシステム8選|機能面・料金面を徹底比較から選び方まで解説

建設業界は慢性的な人手不足や長時間労働、複雑な承認フローなど多くの課題を抱えています。

これらの悩みを解消するための「ワークフローシステム」の導入が進んでいます。

申請から承認にかかる業務が軽減されるほか、他のシステムとの連携やマルチデバイス対応により、現場の生産性向上にも直結します。

この記事では、ワークフローシステムの機能や選び方、厳選したワークフローシステム8選を紹介しています。

それぞれのサービスの特徴や導入メリットもわかりやすく解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。

今すぐ建設業向けのワークフローシステムを確認したい方は下記をご覧ください。
▶️【建設業向け】ワークフローシステム8選

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目次

建設業もワークフローシステムを導入すべき

建設業もワークフローシステムを導入すべき

建設業がワークフローシステムを導入するべき理由は、現場・事務所間を含む煩雑な申請・承認業務の効率化による生産性向上が大きなポイントです。

紙ベースやエクセル管理の申請・承認プロセスを電子化することで、迅速な意思決定とペーパーレス化とともに、書類処理時間やコストの大幅削減が可能です。

従来の方法は、申請用紙に申請内容を記入し、上長が承認印を押印することが一般的な流れでした。

しかし、紙ベースでのやり取りは記入ミスによる書き直しや、上長が在籍している場所まで書類を持っていくなどの問題が発生します。

申請から承認までの手順が円滑に進まずに、時間だけが経ってしまうというデメリットがありました。

ワークフローシステムを導入することで、紙ベースの書類を上長に回す必要がなくなり、ペーパーレスでの運用が実現します。

また、申請内容の不備を監視する機能や承認ルートの柔軟な設定による内部制限もメリットです。

現場・事務所間のコミュニケーション改善や、履歴管理による品質・安全管理の強化も進められるため、建設業はワークフローシステムを導入するべきです。

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ワークフローシステムの主な機能

ワークフローシステムの主な機能を5つ、下記の表にまとめています。

ワークフローシステムを導入する前の確認として利用してくださいね。

機能概要
申請フォーム作成各種申請書を作成する機能システムにより既存データと同様の申請書を作成するデータ取り込み機能もある
承認・決裁機能承認や申請プロセスを決定する機能申請者が申請することで承認者に通知がいき、決裁または却下ができる機能
通知・リマインダー機能申請者と承認者に対して、申請・承認期限の通知や申請に対する結果を通知してくれる機能
コミュニケーション機能コメントやチャットによる情報共有機能意思決定の迅速化に貢献している
外部システム連携ERPや販売管理システム電子帳票システムなど、外部システムとの連携ができる機能

【建設業向け】ワークフローシステムの選び方

【建設業向け】ワークフローシステムの選び方

建設業向けのワークフローシステムを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

  • 自社課題を解決してくれる機能を搭載しているか
  • 操作性・画面デザインはわかりやすいか
  • 他システムとの連携がとれるか

上記の順に詳しく解説していきます。

自社課題を解決してくれる機能を搭載しているか

建設業向けワークフローシステムの選び方1つ目は、自社の業務フローや課題に適した機能が充分に搭載されているかどうかです。

ワークフローシステムも様々なタイプがあり、不要な機能が多すぎると利用者が使用する際に混乱する可能性があります。

多機能な製品ほどコストがかかる傾向にあるため、事前に自社に必要な機能をリストアップし、最適な構成かどうかをチェックすることをおすすめします。

操作性・画面デザインはわかりやすいか

建設業向けワークフローシステムの選び方2つ目は、操作性・画面デザインがわかりやすいかどうかです。

ワークフローシステムは、一部の管理者や担当者が使用するものではなく、現場従事者も利用します。

操作方法がわかりづらいシステムや画面デザインが乱雑なシステムだと、利用者が混乱し誤った申請や承認の発生、利用者からの問い合わせが増える恐れがあります。

結果として、現場への浸透率低下や非効率な業務を招く可能性が高いでしょう。

そのため、操作性・画面デザインがわかりやすいシステムを選ぶことが重要です。

直感的な操作ができ、シンプルな画面設計のシステムを選ぶことが理想的です。

他システムとの連携がとれるか

最後に紹介する建設業向けワークフローシステムの選び方は、他システムと連携がとれるかどうかです。

ワークフローシステムは、他のシステムと連携ができると業務がより効率的に進みます。

例えば、電子帳票システムと連携ができれば承認された書類を電子化し、保存することができるため、書類のペーパレス化が実現します。

電子化した書類のファイル検索やタブ検索を活用すれば、書類の検索も容易です。

他システムの連携を見据えたワークフローシステムを選ぶことで、さまざまな業務課題を解決することができるでしょう。

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【建設業向け】ワークフローシステム8選

建設業向けワークフローシステム8選を紹介します。

料金形態から導入メリットまで、さまざまなパターンのシステムを紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

KANNA(カンナ)

KANNAのおすすめポイント

  • 他社アカウント数無制限で利用可能
  • 柔軟なカスタマイズ性
  • 高いセキュリティとサポート体制
主な機能申請・承認、承認ステータスの一覧表示、承認フロー設定など
初期費用0円
月額費用
無料トライアル
対応端末iPhone、iPad、android、PC
運営会社株式会社Aldagram

総評コメント

KANNAは、施工管理のDX化を推進する施工管理アプリで、導入企業70,000社以上の実績あるサービスです。

現場管理に必要な機能はもちろん、ワークフローを円滑にするためのシステムも用意されています。

KANNAの承認フロー機能は、紙や口頭での煩雑な承認作業をスマートフォンやパソコン上で完結できる点がポイントです。

スマートフォンアプリから現場でそのまま申請(左画面)
承認依頼が届くとスマートフォンにプッシュ通知も届くため、場所を選ばずに素早く対応可能(右画像)

申請・承認・差し戻し作業を簡単に実行できるため、承認に関わる業務効率アップに貢献します。

自社だけではなく、アプリを利用している協力会社や他社関係者も巻き込んだ承認申請・対応が可能です。

現場関係者全員が同じ情報をリアルタイムで把握できるため、確認の手間が大幅に削減できます。

コスト0円でスタート出来ることもあり、初めて施工管理アプリを導入する企業にもおすすめです。

eYACHO

eYACHOのおすすめポイント

  • 様々な書類を現場で完成できる
  • リアルタイムな書き込み共有で離れた場所でも円滑なコミュニケーションがとれる
  • 外部アプリ・サービスとの連携ができる
主な機能申請・承認、帳票作成、通知機能など
初期費用300,000円
月額利用ライセンスベーシック版: 3,520円(税込)
スタンダード版: 4,620円(税込)
プレミアム版:  5,720円(税込)
限定ユーザー版:1,320円(税込)
年間利用ライセンスベーシック版: 31,680円(税込)
スタンダード版:41,580円(税込)
プレミアム版: 51,480円(税込)
限定ユーザー版:13,200円(税込)
無料トライアル◯(30日間)
対応端末iPhone、iPad、android、PC
運営会社株式会社 MetaMoj

総評コメント

eYACHOは、大手ゼネコンの大林組と共同開発した紙の野帳と同じように手書き入力できるアプリです。

写真・動画・音声も一括で管理できるマルチメディアノートとして、リアルタイムな情報共有が可能です。

クラウド上で図面や資料を一元管理し、現場から直接報告書や帳票を作成・承認依頼できるため、事務所と現場の移動時間が削減します。

日報や、パトロール関係、その他書類等での各所への承認依頼が可能

画像認識AIによるフォーム作成連携やプッシュ通知による承認進捗の見える化など、デジタル化による業務自動化を強力にサポートします。

帳票テンプレートや外部システム連携もできるため、さまざまな現場業務の適応が可能です。

多機能なワークフローを管理できるアプリを探している企業におすすめです。

今なら30日間の無料トライアルもある為、まずは使用感を試してみることをおすすめします。

ダンドリワーク

ダンドリワークのおすすめポイント

  • 建設現場に特化したオールインワンアプリ
  • 誰でも直感的に使い始められる画面デザイン
  • 徹底したアフターサービスで運用に悩んだ時も安心
主な機能申請・承認、報告書作成・共有、外部システム連携 など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
無料トライアル◯(1ヶ月間)
対応端末iPhone、iPad、android、PC
運営会社株式会社アステックペイント

総評コメント

ダンドリワークは、建設現場に特化した施工管理アプリで、現場の基本情報や写真・図面・報告書などの資料をクラウド上で一元管理できる点が大きな特徴です。

情報は随時共有・更新され、変更が届くため最新の状況を常に把握できます。

ダンドリワークには、現場ごとの承認フローや協力会社とのワークフローなど、個別でのカスタマイズが可能です。

ワークフロー機能はオプションなため、効率よく受発注を進めていくことができます。

直感的な画面デザインで誰でも使いやすく、ITが苦手な担当者も安心して導入できます。

操作性やアフターフォローサービスが充実しているアプリを探している企業におすすめです。

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料金・機能・対応端末・製品ごとの特徴で比較でき、社内提案しやすいExcelでの配布です。
今だけ完全無料での提供となりますので、是非本資料で施工管理アプリの比較・検討をしてみてください。

ジョブカンワークフロー

ジョブカンワークフローのおすすめポイント

  • 操作しやすいシンプルな画面設計
  • スマートフォン・タブレットにも対応
  • 通知機能で円滑な対応が可能
主な機能申請・承認、通知機能、申請書の共有・閲覧など
初期費用0円
月額費用1ユーザーあたり/300円〜※最低利用料金は月額5,000円から
無料トライアル◯(30日間)
対応端末iPhone、iPad、android、PC※クラウドサービス
運営会社株式会社DONUTS

総評コメント

ジョブカンワークフローは、社内のあらゆる申請書をクラウド管理できるワークフローシステムです。

業務負担を軽減してくれるほか、社内の意思決定の高速化に貢献してくれます。

操作のシンプルさと直感的なユーザーインターフェイスが高く評価されており、業務効率化を進めてくれます。ITトレンド年間ランキング2024年でワークフローシステムでNo.1を獲得しているほどです。

使いやすさとコストバランスを重視している企業に適したワークフローシステムです。

サイボウズOffice

サイボウズOfficeのおすすめポイント

  • 豊富な機能を搭載したワンパッケージ版のシステム
  • ワークフローの進捗状況がわかりやすいデザイン設計
  • スマートフォンからでも申請・決裁が可能
主な機能申請・承認、ファイル管理、スケジュールなど
初期費用0円
月額費用スタンダードコース:1ユーザーあたり/600円
プレミアムコース:1ユーザーあたり/1,000円※5ユーザーから利用可能
無料トライアル○(30日間)
対応端末iPhone、iPad、android、PC※クラウドサービス
運営会社サイボウズ株式会社

総評コメント

サイボウズOfficeは、ワークフロー管理・スケジュール管理・メッセージ管理など、社内コミュニケーションや情報共有を円滑に進められる中小企業向けのシステムです。

はじめてDXツールを導入する企業でも使いやすい、厳選された機能のみが搭載されています。

ワークフロー機能は、一目でステータスがわかる画面デザインと、スマートフォン・タブレットからでも申請・決済できる利便性が特徴です。

ワークフローシステム以外にもコミュニケーションを円滑に進められるきのうがあるので、自社業務に最適化した運用もできます。

collaboflow(コラボフロー)

collaboflowのおすすめポイント

  • ワークフローを簡単に作成できる
  • 直感的な操作性で使い手を選びません
  • 外部システムとの連携で業務の幅が広がる
主な機能申請・承認、通知機能、データ連携など
初期費用0円
月額費用スタンダードプラン:1ユーザーあたり/500円
プレミアムプラン:1ユーザーあたり/800円
無料トライアル○(30日間)
対応端末iPhone、iPad、android、PC※クラウドサービス
運営会社株式会社コラボスタイル

総評コメント

collaboflow(コラボフロー)は、直感的で柔軟な操作性が特徴のワークフローシステムです。

エクセルで作成した帳票や申請書をそのまま申請フォームとして使えるため、あらゆるプロセスに迷いなく導入できます。

承認経路の設定は、「人」と「連携パーツ」を配置するだけの設定なので、直感的に設定できることが特徴です。

システムの運用中でもレイアウトの追加・修正が自由に実施でき、よりよい改善に着手しやすい設計となっています。

クラウド版・パッケージ版ともに、少人数からの利用が可能で段階的な導入やコスト調整も柔軟にできます。

また、サイボウズOfficeやkintoneなどのクラウドサービスとの連携もでき、社内システムの一元化を実施しやすこともポイントです。

グルージェントフロー

グルージェントフローのおすすめポイント

  • 100種類以上のテンプレートから簡単に申請フォームや申請経路が作成できる
  • Microsoft365・GoogleWorkspacetのアカウント連携可能
  • 柔軟な権限設定が可能
主な機能申請・承認、承認経路の設計、フォーム作成など
初期費用0円
月額費用スタンダードプラン:1ユーザーあたり/500円
プレミアムプラン:1ユーザーあたり/800円
無料トライアル△(デモ利用は可能)
対応端末iPhone、iPad、android、PC※クラウドサービス
運営会社サイオステクノロジー株式会社

総評コメント

グルージェントフローは、生成AIの活用による申請・承認業務の高速化や直感的な操作性が特徴のクラウド型ワークフローシステムです。

100種類以上のテンプレートから簡単に申請フォームや申請経路が作成できるため、自社に合わせた最適な運用が可能です。

また、「Microsoft 365」「Google Workspace」とのグループウェア情報の活用ができます。これにより、IDやパスワードなどの情報が反映されるため、二重管理は必要ありません。

申請フォームや承認経路の作成を簡単に実現できるワークフローシステムを探している企業におすすめです。

X-point Cloud

X-point Cloudのおすすめポイント

  • 豊富な外部システムとの連携可能
  • SaaSワークフロー市場で13年連続No.1シェアを獲得
  • 対話を通じて書類の作成をサポートするAI機能を搭載
主な機能申請・承認、フォーム作成、外部システム連携など
初期費用0円
月額費用【スタンダード】
基本サービス:20,000円
月額:1ユーザーあたり/500円
【プリペイド】
基本サービス:228,000円
年額:1ユーザーあたり/475円×12
※プランによって変動あり
無料トライアル○(30日間)
対応端末iPhone、iPad、android、PC※クラウドサービス
運営会社株式会社エイトレッド

総評コメント

X-point Cloudは、紙イメージの入力フォームをノーコードで実現可能な13年連続国内シェアNo.1のワークフローシステムです。

シェア率もさることながら、利用継続率99.86%の実績もあり、利用者から高い評価を得ています。

X-point Cloudの特徴は、システム管理者やIT操作に不慣れな人でも構築・運用が可能な点です。

直感的に利用できる申請書入力フォームや承認ルートをノーコードで作成できるほか、申請書テンプレートが1,000以上あり、誰でも簡単いはじめることができます。

また、API連携やクラウドサイン連携など、豊富な外部システムてとの連携も可能です。

まとめ

まとめ

建設業向けワークフローシステムを導入する利点は、業務のデジタル化と効率化を実現し、生産性と品質を向上することです。

まずは自社の業務フローを分析し、解決したい課題と導入目標を明確にします。

自社のニーズに合ったシステムを探し、操作性や他システムとの連携性もチェックしていきましょう。

申請から承認までのプロセスを円滑に進められる建設業向けワークフローシステムを導入し、現場と事務所の連携を強化し、業務効率アップを目指しましょう。

どのようなシステムを選べばいいか悩む方は、厳選したワークフローシステム8選を参考に役立ててくださいね。

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