- 「ビルメンテナンスにおすすめのシステムを知りたい!」
- 「ビルカンってどんなことができるの?」
ビル管理業務には「ビルカン」がおすすめです。
一言でいうと、ビルカンは「ビル管理に関わる業務を効率化」するビルメンテナンスシステムです。
ビルの管理における報告書作成や管理をクラウド上でおこなえます。
毎回紙に手書きしている報告書、会社に戻って残業しながら提出するなどモヤモヤしている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ビルメンテナンスシステム「ビルカン」の口コミや評判をはじめ、使える機能や料金・導入事例を紹介します。
最後まで読むことで、ビルメンテナンスのDX化を図り、生産性アップを目指せます。
ぜひ参考にしてください。
ビルカンとは?
ビルカンとは、株式会社FLINTZが運営しているビル管理の日常業務を楽に・効率的にするクラウドサービスです。
ビルカン独自の調査では「書類の検索時間」「報告書の作成・確認時間」「現場との情報共有までの時間」いずれも大きく削減しています。
もともとビルカンは、株式会社FLINTZ社長が家業のビル管理業で経験した非効率な作業を改善したいという想いから生まれました。
報告書の作成を始め、ファイル・設備・図面管理を得意としており、更新や記録などの一元管理ができます。
保存された記録を用いたデータ分析もでき、中長期的な修繕計画にも対応可能です。
また図面管理システムでは特許を取得しています。
さらに、スマホ対応もしているので、システム連携することでリアルタイム共有もできるのです。
書類の確認や管理・書類の検索に時間がかかるなど、さまざまな課題を解決・効率化するツールといえます。
運営元『株式会社FLINTZ』について
「ビルカン」を運営しているのは株式会社FLINTZです。
企業情報を以下に記載しているので確認してみましょう。
運営会社 | 株式会社FLINTZ |
---|---|
本社所在地 | 北海道札幌市中央区南3条西3丁目1 サンスリービル3階 |
資本金 | – |
電話番号 | – |
事業内容 | ・不動産分野におけるDX化推進十業 ・「ビルカン」の運営、環境構築・不動産の管理、運用など |
設立日 | 2021年10月 |
公式サイト | https://flintz.co.jp/ |
ビルカンの機能・できること
ビルメンテナンスサービス「ビルカン」の機能・できることは以下のとおりです。
- 報告書の作成
- 図面管理
- ファイル・画像管理
- 設備管理
- データ分析
それぞれ解説しているので「ビルカン」の機能が自社サービスに活用できるか検討してみてください。
報告書の作成
ビルカンの報告書作成では、ノーコードで自由にフォーマットを作成可能です。
フォーマットが決められていないため、自社に応じた作業内容・点検項目を追加できます。
報告様式の柔軟性により、ビルや各点検する場所に応じてテンプレート化すれば様式の統一化も図れます。
点検者による報告内容の漏れを無くすことで、ビル管理における信頼も高められるでしょう。
また関連するファイルや画像・図面・設備とも簡単に連携できます。
ビルカンを使えば、情報を組み合わせて報告書を作成でき、より精度・質の高い報告内容も作れます。
図面管理
ビルカンの図面管理は、図面にピンを設置できるもので、建築物管理システムにおいて令和5年7月に特許を取得しました。
ビルをはじめとした建築物の点検のとき、修繕・異常箇所に対して図面上でピンを配置して、修繕履歴や設備情報を管理します。
イメージとしては、Google社が提供しているGoogleマップのようなピン設置です。
ピンの配置と設備の問題箇所・修繕履歴がリンクすることで、効率的な報告書の管理と共有が実現できます。
ファイル・画像管理
ビル管理に関わる画像や書類などをまとめて管理できます。
報告書のなかの提出された画像やPDFファイルも抽出して保存可能です。
したがって、管理者は現場に行かずともビルカンのシステム上で現場の状況を把握できます。
リアルタイムで共有されるため、トラブル時の対処も画像を見ながら的確に指示しやすくなります。
設備管理
ビルカンの設備管理機能では、紙の図面をデータ化してシステム内で管理が可能です。
また設備に関する情報や画像だけでなく、図面とも連動して設備の位置を把握できます。
修繕の履歴も確認できるため「〇〇の場合にどう対応したか」の事例を残せば、2回目以降をスムーズに対応できるでしょう。
さらに、図面と設備の配置場所をリンクさせることで、問題箇所における今後の更新計画について記録・追加しやすくなります。
データ分析
ビルカンでは、β(ベータ)版として「データ分析」の機能も提供しています。
ビルメンテナンス業務において保管されてきた図面・ファイル・設備のデータをもとにデータ解析ができます。
データ分析により、設備の長期的な修繕計画や賃貸料の推移などの把握が可能です。
現在は、β版ということもあり開発中なので正式リリースも近いと推測されます。
データ分析機能について気になる方は、公式サイトよりお問い合わせしてみましょう。
ビルカンの費用・料金
ビルカンの費用・料金については、公式サイトに掲載されていませんでした。
詳しい料金を確認したい場合には、資料請求もしくは問い合わせをしてみましょう。
ビルカンのメリット・デメリット
ビルカンを導入するにあたってのメリット・デメリットを紹介しています。
ビルメンテナンス業務を効率化するうえで、管理を支える基幹システムになるので、ぜひポイントを把握しておきましょう。
ビルカンのメリット
ビルカンを導入することでのメリットは下記の3つです。
- 報告書の作成・管理がしやすくなる
- 図面にピンを配置して残せる
- 簡単に履歴の検索・確認ができる
一つずつ確認していきましょう。
報告書の作成・管理がしやすくなる
ビルカンを導入する大きなメリットは、報告書の管理がしやすくなることです。
ビルカンは物件をクラウド上で管理できる為、履歴を参照するときや報告書をお客様に求められた時もすぐに過去の書類を探し出すことができます。
またビルの修繕履歴や不具合の履歴といった管理状況を担当者の頭の中で管理するのではなく、クラウドで管理できるため、誰でもビルの管理状況がわかるようになります。
会社全体でナレッジ化できるので、担当が変わってもビルの管理状況を引き継ぐことができるのです。
その他、報告書の作成もフォーマットをコード無しで自由に作成できます。
自社に応じたビル管理業務の形にテンプレート化できるため、一度作成するだけで報告様式が統一。
担当者によってバラバラになりやすい報告内容が統一されれば、管理側も見やすく、報告書の精度も上がります。
図面にピンを配置して残せる
図面をクラウド上にアップロードして管理できるだけでなく、指定箇所にピンを指して履歴として残せます。
例えば「水道トラブルの位置」「壁の亀裂位置」などにピンを設置してわかるようにしておくイメージです。
ピンの位置を履歴に残すことで、重点的に確認しないといけないポイントや修繕箇所として把握できます。
また今後必要となる修繕計画に活用すれば、かかる費用の算出(予算確保)にも役立てられるでしょう。
スマホ利用に最適化
ビルカンはスマホでも使いやすいように最適化されています。
その為、担当者が現場ですぐに修繕箇所や過去の報告書の内容を確認することが出来るのです。
その場で撮影した写真も簡単にアップロードが可能です。
ビルカンのデメリット
ビル管理システム「ビルカン」を導入するにあたって、考えられるデメリットは以下のとおりです。
- 使える機能が少ない
- スマホアプリがない
- 使い慣れるまでに時間がかかる
それぞれ紹介しているので、導入前に把握しておきましょう。
使える機能が少ない
ビルカンは、ビルメンテナンスに関する機能に特化したクラウドサービスです。
その為、現時点では賃貸管理や請求などのプロパティマネジメントに関する機能は備えていません。
ビルカンは、令和5年6月にサービスを開始したばかりということもあり、他社の管理システムより機能が少ないです。
ただし、同年の7月には図面管理システムにおいて特許も取得し、現在は累計100棟を超えるビル管理に活用されています。
また運営会社である株式会社FLINTZは、令和3年に設立されたばかりで日も浅いです。
サービス拡大のために資金調達も公言しているため、今後のシステム開発に期待できます。
スマホアプリがない
ビルカンにはスマホアプリがありません。
その為、インターネット環境が整っていない地下や電波の悪い屋内施設では利用できない可能性があります。
しかしビルカン自体は、Webブラウザで使えるのでスマホでの利用は問題なく、アップデートや修正がすぐに反映される為、いつでも最新版のビルカンが使えます。
使い慣れるまでに時間がかかる
ビルカンのように新しいシステムを導入する際は、システムの仕様に慣れるまで時間がかかります。
そもそもビル管理自体を紙で管理している企業が殆どであり、クラウドで管理している企業が少ないのが現状です。
なので、ビル管理の記録をクラウドで行うことに最初は抵抗があったり、慣れるまで時間がかかるかもしれません。
ただ、ビルカンのサポート担当がうまく使えるように初期設定や利用期間中いつでもサポートをしてくれます。
ビルカンの評判・導入事例
調査したところ、ビルカンを実際に使っている方の口コミや評判・導入事例は見当たりませんでした。
ビルカンは、令和5年の6月にリリースされたばかりのシステムであることから「企業の声」などが公開されていないと推測されます。
しかし、資料請求によりもらえるパンフレットには、ビルカンの導入効果やお客様の声も載っているようです。
料金やサポート体制についても掲載されているため、興味をお持ちの方は一度資料請求してみましょう。
導入の流れ
本章では、ビルカンを自社に導入するまでの流れを紹介していきます。
利用開始に向けた流れをチェックしたい方は、ぜひ参考にしましょう。
- 公式サイトの専用フォームからお問い合わせする※資料請求をしてから検討してもよいでしょう。
- 自社における課題のヒアリングを受ける
- 要望に応じた活用方法の提案を受ける
- 無料トライアルを利用する※1ヵ月間すべての機能が利用できます。
- 問題なければ本格的に導入する
ビルカンのシステムに興味を持った方は、自社の課題に対応できるのか問い合わせましょう。
ヒアリングや要望によって活用方法を提案してもらえるだけでなく、1ヵ月間の無料トライアルも可能です。
お試し期間で効果検証をして、管理業務の効率化が見込める場合は、予算を踏まえたうえで導入を開始するとよいでしょう。
ビルカンの総合評価
ビルメンテナンスシステム「ビルカン」を総評すると、ビル管理における報告・図面管理や施設点検をスムーズ化できるサービスです。
主にビルカンのメリットは3つあります。
まず、コードなしでテンプレートを自由に構築できるため、報告書の作成が簡単です。
テンプレート化することで、ビル管理業務の報告書が統一され、管理側も見やすくなります。
また図面をクラウド上にアップロードしてピン設置機能を使うと、トラブル箇所のポイントが視覚的に把握できます。
現場にいなくてもクラウド上で共有されるので、事前に修繕計画を立てることも可能です。
さらに、クラウド上に保管された書類やファイルは、キーワード検索を利用すれば必要な情報だけをすばやく取得できます。
考えられるデメリットとしては、ビルカンがサービス開始から間もないこともあり、使える機能が他社より少ない点が挙げられます。
またクラウドのみの提供であり、オンプレミス型やアプリはないので、電波の届きにくい場所での利用は注意が必要です。
他にも、システムに慣れるまでは適応期間も必要となるため、ビルカンのサポートを活用して導入時の影響・負担を減らしましょう。
1ヶ月間の無料トライアルも実施中のため、すべての機能を使えるこの機会にお試ししてみてはいかがでしょうか。