
工程管理システムの「PROCOLLA(プロコラ)」を導入する上で、下記のような疑問をもつ企業は多いのではないでしょうか?
- プロコラはどのようなシステムなの?
- プロコラの特徴や機能を知りたい
- 導入するメリット・デメリットを把握したい
この記事では、プロコラの基本情報から特徴、機能を紹介しています。
また、導入するメリット・デメリットについて詳しく解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。
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プロコラとは

PROCOLLA(プロコラ)とは、工程管理を軸に現場監督が担う多様な業務の支援に力を入れているクラウド型工程管理システムです。
主な特徴は、生成AIが工程表作成や情報整理の業務をサポートし、今まで時間がかかっていた業務の大幅削減を実現していることです。
2025年8月にリリースしたばかりの新しいシステムですが、大手ゼネコンである大林組が協力して開発しています。
建築現場における豊富な実務経験と知見を持つ大林組の現場視点を取り入れており、従来の工程ソフトでは実現が難しかった実用性と現場への高い適合性を兼ね揃えているシステムです。
運営元『株式会社Arent』について
株式会社Arentの詳しい会社情報は、次の通りです。
会社名 | 株式会社Arent |
---|---|
所在地 | 東京都港区浜松町2-7-19 KDX浜松町ビル3階 |
代表者 | 鴨林 広軌 |
設立日 | 2012年7月2日 |
資本金 | 8億11百万円 |
事業内容 | 建設業界を中心としたDXコンサルティング、システム開発、システム販売 |
プロコラの機能・できること
プロコラの機能・できることは、次の通りです。
- 施工管理
- 工程表作成
- 資料作成
上記3つについて詳しく解説していきます。
施工管理
プロコラの工程表を利用することで、効率的な施工管理が可能です。
施工管理の肝となる工程表の作成が、エクセルに近い画面でドラッグ&ドロップの簡単な操作で作成できます。
急な仕様変更による工程表の組み直しも円滑に行えることで、工程管理にかかる大幅な時間短縮が期待できます。
また、印刷書式の自動調整機能が付いているため、これまで時間を必要としていたレイアウト調整作業は一切不要です。

文字が重なってしまう部分はAIが自動で設定の見直しを実行し、常に見やすいレイアウト調整にしてくれます。
プロコラに蓄積するデータは、API連携により既存の基幹システムやBIツールとの連携も可能です。
連携させることで、工程管理・進捗管理・予実管理の一元管理ができます。
工程表作成
プロコラの工程表作成機能は、図面や参考工程をアップロードし、AIに指示するだけで工程表を自動作成してくれます。

経験の浅い現場監督でも簡単に工程表の作成ができ、工程表作成時間を大幅に削減します。
AIに根拠や過去事例を質問できる機能が搭載しており、実務知識を蓄積し、工程表のたたき台の作成が可能です。
また、プロコラではクラウド上で複数人が同時に工程表を編集・閲覧できるため、いつでも作業が行えます。
閲覧のみのゲストユーザーの設定もでき、ライセンス不要で招待できるため、円滑な情報共有が可能です。
資料作成
自社の報告書類で使用するテンプレートや要点を伝えるだけでAIが資料の分析をし、朝礼などの報告資料を自動で作成してくれます。
日々の業務で資料作成に費やす時間を削減し、若手や経験の浅い現場監督でも簡単に報告資料を作成できることが特徴です。
工程表を分析して、書類を作成してくれる機能は他のシステムにはないため、プロコラの特徴と言えるでしょう。
プロコラの料金・価格

プロコラの料金・価格については、次の通りです。
初期費用 | 要問い合わせ |
---|---|
月額(AIありプラン)/ライセンス毎 | 要問い合わせ |
月額(AIなしプラン)/ライセンス毎 | 要問い合わせ |
月額プランには、AIを活用するプランと活用しないプランの2パターンの用意があります。
ライセンスについては、ネットワーク上で複数の端末で同時接続できる「フローティング形式」もしくは、「ノードロックライセンス」の利用が可能です。
ノードロックライセンスとは、ライセンスが特定のコンピューターに固定される方式を指します。
フローティング形式を使用する際は、閲覧者権限で活動しているユーザーには費用が発生しません。
プロコラの十分な機能を利用するためには、AIありプランの利用がおすすめです。
具体的な料金は問い合わせをしてください。
プロコラのメリット・デメリット

プロコラのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
メリット・デメリットを把握しておくことで、導入するイメージが湧きやすくなるでしょう。
プロコラのメリット
プロコラのメリットは、次の3つです。
- 工程管理時間の短縮
- 情報整理の円滑化
- 大手ゼネコンの実プロジェクトで試行され続けているシステム
工程管理時間の短縮
プロコラは工程管理を円滑にするための機能に特化しており、下記の内容が実現できます。
- 直感的な操作で修正も簡単
- マスタ工程と焼成工程を同一画面で作成
- クラウド上でリアルタイムに共同編集・閲覧可能
- プレビューから直接印刷可能
- 現場の負担なく工程実績を自動で蓄積
- AIが過去データから工程表のたたき台を自動作成
属人的で時間のかかっていた工程管理を生成AIがアシストしてくれることで、効率的な業務が可能です。
これにより、工程管理にかかっていた時間の大幅な短縮ができます。
情報整理の円滑化
生成AI を搭載しているプロコラは、図面や参考工程などの情報を添付し、チャットに指示するだけで工程表の分析を実行できます。
時間がかかっていた工程表の作成や編集、報告資料の作成業務を効率化し、若手や現場監督の負担を軽減します。
建設現場では天候や設計変更により、工程の変更が多々ある業界です。
プロコラに変更指示があった画像やPDFをチャットで指示するだけで、AIが自動でスケジュール調整を行ってくれます。
急な工程変更にもすぐに対応でき、AIに情報を伝えるだけで情報を整理できる利便さがプロコラの強みと言えるでしょう。
大手ゼネコンの実プロジェクトで試行され続けているシステム
プロコラは大手ゼネコンの大林組の開発協力を受け、実際の建設現場で試行された工程管理システムです。
2025年4月より、大林組の建設現場でプロコラを試行しており、若手技術者の育成や印刷業務の効率化を進めるシステムとして活用されています。
大林組の実プロジェクトで実証された現場フィットの高さがプロコラの強みです。
また、2025年9月に「リソース登録機能」「山積み・山崩し機能」の2つを新機能として追加しており、今後も現場に必要な機能がアップデートされることもメリットと言えるでしょう。
プロコラのデメリット
プロコラのデメリットは、次の3つです。
- 工程管理機能に特化している
- システム習得に時間がかかる
- 導入・運用コストが必要
工程管理機能に特化している
プロコラは工程管理機能に特化したシステムであり、オールインワンタイプのツールを探している方には適していません。
建設業界のDX推進の波もあり、さまざまな業務効率化ツールが展開していますが、自社の業務課題を解決するシステムを選ばないと、求めている効果が得られない可能性があります。
プロコラでは、工程管理を軸に安全・品質・環境など、現場監督が担う業務課題を解決するために開発されたシステムです。
そのため、写真管理や書類管理などの多機能なシステムを探している方には適していないことがデメリットとして挙げられます。
システム習得に時間がかかる
建設業界における工程管理は、プロジェクトの進捗を左右する重要な業務にも関わらず、未だ多くの現場ではエクセルや紙ベースの管理が主流となっています。
そのため、プロコラのような生成AIを活用した新しいシステムは、利用者の習得に教育や研修に時間が必要なことがデメリットです。
プロコラの特徴として、AIとのやり取りを通して最適な工程表を自動作成してくれます。
AIを活用せずに工程表を作成してしまうと、システムの利点を生かすことができません。
導入・運用コストが必要
エクセルや紙ベースを軸に工程管理をしていたのならば、システム導入にかかる費用が発生します。
導入にかかる初期費用や毎月の運用コスト、オプション料金などがかかるため、予算調整が必要となることがデメリットとして挙げられます。
ただし、システムを導入することで作業時間の短縮による人件費削減に直結するため、一概にデメリットとは言えないでしょう。
人件費や運用コストを比較してから、システムの検討をおすすめします。
プロコラ導入の流れ
プロコラ導入の流れは、次の通りです。

自社の過去データを預かりプロコラのシステムで作成した工程表サンプルを導入前に確認できることが特徴です。
また、プロコラ担当者が訪問し、実際のデータでプロコラの操作性を直接体感できる操作体験会の用意があります。
導入前後のサポート体制が整っていることが、プロコラの強みと言えるでしょう。
プロコラの総合評価

生成AIが工程表作成や情報整理の業務をアシストしてくれる、プロコラについて詳しく解説してきました。
プロコラは大手ゼネコンのプロジェクトで実際に利用し、工程管理業務に必要な機能が搭載されていることが特徴です。
プロコラを利用するにあたり、メリット・デメリットを把握しておくことが大切なため、もう一度紹介します。
- 工程管理業務の効率化
- 情報整理の円滑化
- 大手ゼネコンが実証したシステム
プロコラは、工程管理機能に特化しているため、工程管理以外の機能を求めている方には適していないシステムです。
しかし、生成AIによる工程表の自動作成機能や過去データからたたき台の自動作成など、工程管理業務を円滑に進められる機能が搭載されてます。
大手ゼネコンの大林組が実際の建設現場で試行を繰り返しているシステムであり、現場フィットの高さが強みとしてあげられます。
エクセルや紙ベースでの操作からITツールを導入する際は、システム習得に時間がかかりますが、プロコラは直感的で簡単な操作が可能です。
新しい機能がどんどん実装される予定のプロコラを活用し、工程管理業務を円滑に進めてみてはいかがでしょうか。
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